グループサウンズ(GS)

遅すぎた都会派GS、ブルー・シャルム。真ん中は馬飼野康二。煌びやか。

”Group Sounds”(G.S.) meens Japanese rock/pop vocal&instrumental bands in late 60’s.


 グループサウンズとは今でいうロックバンドのことです。だからビートルズやローリングストーンズも当時はイギリスのグループサウンズといわれていましたし、バッドフィンガーのキャッチフレーズにも新世代のグループサウンズというようなことを書かれていたような気がします。こういう少人数の歌付きロックコンボというものがいかにそれまでのバンド(ジャズとかラテン)と異なって見えたかということを、この和製英語が特別作られたことが証明していると思います。(もっともガメラの金子監督の書かれた「失われた歌謡曲」という本には「音楽形態よりも風俗がショックだった」旨の記述が出てきますが・・・。)

 一般にはグループサウンズは昭和40年5月にクラウンからでた田辺昭知とザ・スパイダースの「フリフリ」から始まったとされ、昭和45年いっぱいまでにデビューしたロックバンドがほぼこれに当てはまります。41年のジャッキー吉川とブルーコメッツの「青い瞳」のヒットで火が付き同年サベージ、ワイルドワンズ、タイガース、シャープ・ホークス、バニーズ等がデビューし、翌42年にもゴールデンカップス、テンプターズ、ダイナマイツ、モップス、クーガーズなどがデビューしました。42年には大御所陣となったタイガース、スパイダース、ブルーコメッツらも軒並みヒットを飛ばし、ついにはブルーコメッツの「ブルーシャトウ」がその年のレコード大賞に選ばれ、各種のメディアにも浸透しました。43年の前半もこの勢いは続きオックスやダーツ、ジェノバらがデビューしました。しかし、この年の後半からブームは飽和状態となり、11月にブルーコメッツが「さよならのあとで」で本格的に「ムード歌謡化」するとこれのヒットにあやかるために歌謡化するバンドが続出、また世相の変化もあってGSブームは一気に壊滅していきました。46年にはごく一部の例外を除きGSは完全に滅んでしまいました。

 しかし現在海外で評価される和製ポピュラー音楽として再注目されているらしい。(14.1.8改定)


 一般に私みたいな後追いのGSファンはガレージ的なところから入ってゆく人が多いらしいけれど、私は小さいころから歌謡曲が好きだったのではっきりいって歌謡的な見方、つまり偏屈な趣味をしてます。ということで、そういう見方から私の好きなGSグループをご紹介します。

バンド別

寺内タケシとバニーズ

ザ・スウィング・ウエスト

ジャッキー吉川とブルー・コメッツ

井上宗孝とシャープ・ファイブ

ザ・ジェノバ

ザ・ヴァンドッグス

オックス

ザ・キングス

ザ・ライオンズ

ザ・ジャイアンツ

シャープホークス

ザ・リンド&リンダーズ

ザ・クーガーズ

パープル・シャドウズ

ポニーズ

シルヴィ・フォックス(東京ベンチャーズ)

レオ・ビーツ(ルートNo.1/里見洋と一番星/ブルー・ジャッカス)

アウト・キャスト/ザ・ラヴ/アダムス

ブラック・ストーンズ/ザ・シェリーズ

リンガース(山岸英樹とサムソナイツ)

ザ・ワイルド・ワンズ

ザ・レンジャーズ

ザ・サベージ

ヴィレッジ・シンガーズ

シルクロード

ザ・ワンダース ザ・キッパーズ ザ・ハイローズ チコとビーグルス ザ・サニー・ファイブ
ファンキー・プリンス ザ・イーグルス アイドルス(〈旧〉ザ・ジャイアンツ/ザ・ワイルダース) オリーヴ ザ・ルビーズ
東京ビートルズ ミッキー・カーチスとザ・サムライズ(サムライ) ザ・ダーツ ジ・アップル(オチ・ジュンとアップル) ファイブ・キャンドルズ
日活ヤング・アンド・フレッシュ

ジャンル別

寺内タケシの弟子バンド

一枚屋GS総まくり(GS時代の仇花たち)

謎の未認定グループ・サウンズたち

その他のGS名前だけ辞典

GS人気投票

以下随時項目増やしていきます。

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