これ買いました13年11月
みやまじゅん/静岡小唄
↑なんやこのおっさんは。B面がひろいものでびっくり。(表紙から降格)
13.11.24
V.A.
ディスコ歌謡 KING編 |
CD Pヴァイン PCD1556 | かなり持ってる音源が多かったが楽しめた。いきなり三橋美智也の「ザ・トンビ」って押しの弱い楽曲を持ってきてるが、そのあとはよい。ビーイングの発祥となるむちゃくちゃ安易だがレベルの高いセッションによるにせ洋楽曲スピニジパワー「ポパイ・ザ・セーラーマン」やほんとの外国勢の珍曲はどれを聞いても合格点。合間に挟まる曲は既に聞いた曲ばっかりだが、中でも本当に収録されたバオバブシンガーズ「めざせモスクワ」はアニメファン卒倒ものの聞けばわかる赤面歌謡下ネタつき。ギャル(黒木真由美!)の楽曲はアイドルの王道でかっこいい。ラストのミッチーさんの二曲は俺が三橋美智也好きということを差し引いてもマジで(ダサ)かっこいい。 ようやくほぼ楽曲毎の吉村智樹氏の筆による解説がついた。最初からそうすればいいのに。あとPヴァインさん、多分このシリーズの購買者は「幻の名盤」とか「ニューロックの夜明け」シリーズとか御社のほかシリーズと結構被ると思うのであまり使いまわしはされないほうがいいと思いますよ。 |
V.A.
東京ビートアンソロジー1 |
CD テイチク TECN25733 | むかし遊びで江利チエミ「ロック・アラウンド・ザ・クロック」で始まりはっぴいえんど「風をあつめて」で終わるほぼキング音源だけでの和製ロックへの道みたいな編集カセットをつくったが、それの正規発売盤みたいな感じ。 日本最初のロックカバーの江利チエミ「ロック〜」ではじまり麻生京子「のっぽのサリー」で終わるロカビリー時代の流れを把握できる好企画。特に藤木孝の収録がうれしい。 ちなみに昔作ったテープの二曲目は「小唄ロック」だった。 |
V.A.
東京ビートアンソロジー2 |
CD テイチク TECN25734 | こっちはリバプールサウンズのカバーから初期GSまでを収録。サーフィン男・藤本好一と真の和製ガレージのパイオニア(ここに収録されているのはそういった作品ではないが)であるパラダイスキング、エレキ時代最後のブルージーンバップ桜井五郎の収録曲が目を引く。とにかく初CD化作品はどれも貴重。少し使い回しが多いような気もするが。まずまず。 ところでクロニクルさん、藤木孝のベストは出ないの?あとスパ未発表曲と「スウィング・ウエスト・オン・ステージ」ほか残る未CD化音源のCD化は? |
グッチ裕三とグッチーズ
ハッチポッチステーション |
CD ワーナー WPC710121 | 出た出た、全国の心ある音楽ファン待望の一枚。予告とは全然収録曲が違うが、渋すぎてわかる人が何人いたのか不明なダイナマイツのカバー「トンネル天国」やぶっとびもんの「おなかのへるうた」(デトロイトロックシティいり)は無事収録。ブルーシャトウや幾つかのぶっ飛びもんカバーが除外されてしまったのは残念。 |
山本正之
遥かなる日本酒ライスほか3曲 |
マキシ ベラボー BXDA2101 | 前作「想い出のオムライス」はマジで茫然自失となる社会派歌謡の大傑作だったが、今回はもっと私小説風の弾き語り。いきなり挿入される皇室ネタ!忌野清志郎はあの程度でも問題になるのにこっちはまるで話題にならないねぇ。 |
みやまじゅん
静岡小唄 |
EP クラウン PRS354 | 完全にジャケ買い。静岡ものって何で濃いのが多いのか? ご当地自慢の軽妙な音頭。不自然に高い声だがなんとも印象に薄い曲。B面はなかなか凝った岡本しょうじとハーモニー「よわむし」↓によく似たよくできたアップテンポな歌謡曲。オーボエ?と女性コーラスの導入は技あり!ジャケがあほだっただけに期待してなかったが思わぬ拾物。 ジャケアップしました。 |
13.11.10
クレイジー・ケン・バンド
ショック療法 |
CD 524レコーズ RMECD001 | CKBの第三弾。(アルバムとしてはファースト。)彼らのパブリックイメージに近い音だ。ロックよりもジャズやポップス流れの人たちだということはこれを聞けば一目瞭然。「ドント・シンク、フィール!」の精神がある。しかしそういったのりだけで聞かせてしまう曲と同時になかなかいい出来の物悲しい哀愁歌謡も収録され、バランスよく聞ける。やはり唯一無二の存在なのだろうか。グッド。 |
V.A.
ディスコ歌謡 ポリドール編 |
CD Pヴァイン PCD1564 | 同時発売予定だったキング編はどうやら延期になったようだ。Pヴァインの「ディスコ歌謡」第三弾。気になっていたC.C.Oの楽曲がようやく聞けたのがうれしい。また、オックスの後身である「後GS」(造語。まあ後南朝みたいなもんと思って下さい。)ローズマリー(モト冬樹がいた)の「可愛いひとよ」(クック・ニック・アンド・チャッキーのカバー。というかオリジナルが入るという予告になってなかったか。)も貴重だ。(この辺のバンドの編集盤を出してほしい。)あと密かに期待していた若草ジャイアンツの楽曲も想像より酷い曲(^^;で面白かった。ただし、全体的にはおとなしい曲が多く、前2作に比べると聞き流せてしまえるのが残念だ。キング編に期待。相変わらず解説とかがない。GSファンには元マミーズのピートマックジュニアの楽曲あり。予告とあまりにも収録順が違います。 |
ゴールデン・ハーフ
黄色いサクランボ〜ベスト・セレクション |
CD 新星堂 SPW10026 | 前に「シングルコレクション」が出ていたので初めて聞く曲は一部のシングル曲と後半のセカンドアルバム収録曲のみ。よって内容の目新しいCDではない。しかし、にも拘らず「ゴールデン・ハーフのアダムとイヴ」のベースはとてつもない動きをするので一聴の価値ありだ。ちなみに、彼女たちのスタッフは基本的にはあのドリフターズと同じであり、サウンドや売り方に共通点が多い。このベース奏者氏もおそらく同じ人であろう。さて、初CD化のカバー曲を聞いていると、日本人離れしたバタ臭さがあり、このグループ独特のハーモニーを堪能できる。実に開放感がある。こもったようなシングル曲の多くは私の好みではないが、初めて聴く人には充分薦められる内容ではある。・・・そういえば昔あの中村とうよう氏がライナーを書いているにもかかわらず思いっきりこのグループをハワイのグループと誤認してるCDがあったなぁ。 |
V.A.
幻のビューティー・アイドル |
CD 新星堂 SPW10026 | 「レア」で(ルックスが)「ビューティー」をキーワードにアイドルの楽曲を集めたパレードレーベルのオムニバス。しかし、CD冒頭はともかく、またもや私と選曲者のアイドルの見方の隔たりが大きく、そんなに楽しめなかった。ちなみに私のアイドルのベクトルはマイナー調、歌下手、退廃的または可憐なほど偉いということになってます。 クレジットなどでは初CD化は17曲としているがこれは誤りで16曲が正解。佐久間麗の「ふ・る・え・る果実」は既に2度もCD化されています。なんにせよファンにとって嬉しい事には変わりない。 |
V.A.
ガール・グループ天国 |
CD 新星堂 SPW10026 | これはいい!上と同シリーズで和製ガールグループの楽曲を集めたもの。いきなりクッキーズ(のちのじゅん&ネネ)とは渋い。実に初々しい。つづくジミー竹内をフィーチャーしてのスクールメイツの楽曲は「輝く星座」をベースにしたミステリアスなメロディーで良し。 最大の聞き物はシュークリームの「つらい時代の娘たち」。橋本節爆裂のわけのわからない迫力のサウンド。一曲おいてリリーズ「太陽がいっぱい」は詩が曲に上手くはまっていないのが難だが、筒美サウンドがそれを救っているのりのよい佳曲だ。こうして聞くとリリーズはイメージよりもかなり歌が上手い。 続くアップルズ「ひげのおまわりさん」は凄い。こんなわけのわからない詩を書ける穂口雄右は天才に違いない。「恐い」はどこにかかってるんだ。曲・編曲も眩暈のする様なえらい曲だ。こんな曲をあっさり歌いこなしてしまっているアップルズの実力を思い知らされた。次の「ドンファン」も彼女たち(EVEと改名した後だが)の楽曲。吉田拓郎作品。(作詞は松本隆。)実にハードボイルドでクールな曲だが、一方で吉田拓郎が演歌発想の人間であることがよくわかるねばねばとした楽曲。私はこの曲とかルリーズとか粘った女声コーラスに弱いようだ。ピーナッツとかじゅん&ネネも好きだし。 ほかの曲も実にすばらしい曲が並ぶ。このシリーズで一番いい出来のCDだ。キャンディーズのファンは悔しがるかも知らんが。アパッチ「東京アパッチ」収録の第二弾を望む。 |
13.11.6
コロムビア・ライト
ゴルフ・ブギ |
EP トリオ 3A142 | タモリ全快祈願ということで。フィンガーファイブの「個人授業」のようなイントロと間奏だが歌本体は昭和30年代的な節回しで歌われる軽妙なポップス。B面「昭和一ケタ」はイーグルスの「昭和二世」と併聴したい親父側からの返答。古賀メロディー調とも軍歌調とも「昭和枯れすすき」路線とも言える曲調。朗々とした歌唱で堂々と歌われる。両面とも玉川良一作詞。まずまず。 |
中川あつしとヨコハマ・セブン
まぼろしのブルース |
EP キャニオン 7A0051 | 「幻の名盤」だが適正値段(まあ500円までだな)で買えると嬉しい。B面だけ聞いたことがなかったのだが、のりがいいロッカバラードだった。ロック的なグルーヴをもつギターが心地よい。両面とも藤本卓也作品。 |
ナイト・ナイツ
哀しくなんかない |
EP ビクター E1021 | いわゆるいい顔。二人組みムードコーラス。格好はラテンぽいが音はジャズ系。思わず口ずさみそうになるキャッチーなメロディーにユニゾンによるボーカルが被さるなかなかの歌曲。ドラムの音がいい。B面はロマンチカ路線の軽く演歌の入ったキャッチーな純歌謡。両面とも灰汁はないが手軽に聞ける。 |
ジ・アーズ
長崎ごころ |
EP ビクター SV2097 | というかこれもB面だけ。アーズ大好き。「女心の唄」みたいなイントロだがディープで特徴的な演歌的ボーカルに高音のファルセットによるうめき声のようなコーラスが入る典型的なアーズサウンド。アーズのボーカルはある意味洋楽系大衆音楽の極北のボーカルなので演歌とかブルースとかやる人は聞くべし。ちなみに大ヒット曲。 |
名取忠彦とグリーングラス
しのび愛 |
EP テイチク UC89 | これもB面だけで。これは完全にポールアンカなロッカバラード。要するに吉幾三「雪国」の路線。A面と違いほとんどメロディーと重なるバックコーラスが入らないので少し残念。 |
沢田あきらとハーバー・ナイツ
TOKYOイレブン・ラブコール |
EP キング K07S263 | 前に関係者の方からメールを頂いたが、これでようやく土俵に乗れました。アルバトロスによく似たサウンドのギターが活躍するホスト系でラテン流れのムードコーラス。作曲は弦哲也だが何故か山本正之チックな節回しが頻出。ムードコーラスとしては十分合格だが今ひとつインパクトに欠ける。B面はカラオケ。スマッシュヒット。 |
フォー・コインズ
君ゆきし夜 |
EP テイチク SN257 | ムードコーラスかと思ったらロシア民謡だった。まあ、フォーコインズというところで気づくべきことだが。極めてオーソドックスな我々のロシア民謡というものに対するイメージにうれしくなるくらい忠実な演奏、歌唱。 |