これ買いました13年7月

V.A./カルトGSコレクション ミノルフォン編 恋のサイケデリック

↑「アイ・ラブ・ユー」がガレージだといってるのは俺だけか・・・。

13.7.30

V.A

蔵出・山本正之作品大全集

2CD ベラボー BXCA1015

 こんなもんが出ていたとは・・・。
 だいぶアニメものの比重が大きくなってきており、いわゆる山本メロディーとは少し毛色が違うナンバーが多めに並んでいる。
 この人が意外にアップデイトな作品が書けるとわかったのが収穫で、特に川上とも子「STAR SHIP」や羽村京子「サソリ・ダンシングライダー」は紛う事無き昭和60年代中森明菜路線アイドル歌謡。 また、伝説のアイドルグループHIME(つボイノリオの「金太の大冒険」をカバーし玉砕。)の「わたしの777」(「開けチューリップ」の無茶苦茶出来のいいカバー)収録は快挙。別名義で書いた大林晃「UFO音頭」も収録。デビュー前の音源に一人でオーバーダビングを重ねた「さよならラララ」は解説のとおりリズムの狂いが初々しい。甲本ヒロトや兼田みえ子も聞ける。
 「銀河旋風ブライガー」はいつ聞いてもかっこいい。

あのねのね

あのねのね

CD ダイプロエックス DXCL48

 復活あのねのねのアルバム。元スペクトラム新田一郎プロデュース。
 必殺ボルテージの面々の作品が多く自作が少ないのがやや不満。「この場所で光を」はかっこいいけど、あとはねぇ・・・、うーん。まぁ、あんまり全盛期と手触りは変わってません。
 清水国明作の「ブラックバス」は感心するけど話の強引で首を捻る。
 ところで最初の笑い声はどう聞いても嘉門達夫なのにどこにもクレジットされていないのはなぜ?

ザ・キング・トーンズ

コンプリート・コレクション

2CD ポリドール UPCH1093/4

 といいつつ完全収録ではありません。
 私はこれまでこのグループを軽く見すぎていました。「グッド・ナイト・ベイビー」はそれほど黒い歌唱ではなかったので、今まで軟派なムードコーラスとしか見ていませんでした。しかし、本CDで私のこの見方は完全に覆りました。「星空のアリア」「捨てられた子犬のように」のかっこよさ。またソウル調、演歌調と歌いこなす巧みな歌唱、特に内田正人の技術の凄絶さに舌を巻いてしまいました。
 特筆したいのは「暗い港のブルース」のラストの「みなと」の「み」の打ち出し方であり、私のボーカルの理想のあり方に非常に近いところまでいっており、ぞくぞくしてしまいました。そして「別れのリズム&ブルース」「ラスト・ダンスはヘイジュード」など普通のグループがやったらギャグにしかならないような楽曲を高いレベルで完成させているのはさすがといわざるを得ないのです。
 これはお勧めです。片山君、聞いてください。

サイバー・バー

ショー・ミー・ザ・フィーチャー

マキシ キング KICM1031

 俺、この手のユーロ/パラパラ歌謡に非常に弱いわ。キングレコードっぽくない。合格。
 しかし現代のクラブとか渋谷とかではなくなんとなく昭和30年代から見た未来の風景が浮かび上がる。特にさびの古臭さが非常にいい味を出している。ああ、でも売れなそうだ。間違ってるぞ、キング。

V.A.

ホ!

CD トリコント US254168

 ベトナム版東京ビートニクスか単なるサウンドコラージュか。ほんとに去年の録音なんだろうか。石原裕次郎や津々美洋が闊歩してそうなんですけど。
 デッドマンズオーケストラの「トテンコンボ」はビッグバンド・ガレージ。というかドラムむちゃくちゃ。バイクや雑踏の音は後入れだったら単なる邪魔。石石混交(自信を持って玉ですと言える作品は、残念ながら、ない。)だが奇妙な味わいがある。ベトナムの音楽には調和という概念がない。・・・少なくともこれを聞いた限りでは。ポンチャック調もあるな。

13.7.24

V.A.

カルトGSコレクション ミノルフォン編 恋のサイケデリック

CD Pヴァイン PCD1572

 デビィーズ「女の子」にはびっくり。これではまるでテンプターズ。カタカナ読み上げ英語に斜なボーカルはショーケンを意識か。「ベイビー」もビッグバンドロック的な曲で日本ではロカビリー期を除きあまり聞けない曲調で貴重。ちなみに彼らもかなり後期まで北海道ではバンドが存続していた。
 東京ベンチャーズは久しぶりに曲を聞きながら嬉しさがこみ上げる体験をした。とにかく度胸だけの演奏。日本のエレキバンドのパブリックイメージそのまんま。ボーカルにも取り組んだ「九段の母」の壊れっぷりはオリジナルの塩まさるを木っ端微塵に吹っ飛ばす痛快作。
 マミーズ「レモンの太陽」の一番のボーカルは田端義次か?「ブーガルーNo.1」は歌詞が微妙に違うぞ。貧乏を地でいくような寂びれっぷりがすばらしい。

V.A.

村井邦彦GSコレクション

CD テイチク TECN25723

 ズーニーヴーの二曲のために。その「結婚生活」はプチブルというよりソフホーズコルホーズ。ポニーキャニオンはGSの扱い方が不憫だ。よくシャープ・ファイブは我慢できたものだ。
 同時発売「筒美・・・」は全曲CDで持ってるので買わず。(Hitomiさん申し訳ない。)

東京プリン

光と影の小夜曲〜カゲマンのテーマ

マキシ エイベックス AVCD30262

 ジャズ調のハードボイルドソングか?なかなかかっこいい曲だがちょっと歌詞が・・・。もっとヒーロー色を出してもよかったのでは?
 しかしあのアニメはカゲマンである必要があるのかね?

V.A.

エチオピアン・レア・グルーヴ

CD オルターポップ AFPCD5253

 エチオピアにもこのような欧米的ポップスの波があったとは!とはいってもやはり「その国」的な「色」が出ているのが愛らしい。「メラメラ」なんて曲があります。呪術的な歌から超本格派まで多様。やけに演歌的な曲が多く当地で演歌が受け入れられるのも納得。詳細な解説つき。

V.A.

インフライト

CD ドリーム 553126−2

 モンドものと見てバクチで買ったが、きいてみたらなんと例のJガールズの入ったフランス製のモンドコンピだった。おしゃれなモッド系女の子イージーリスニング曲がずらりと並んでいるので放送関係者は必携。

ジミー竹内とジ・エクサイターズ

ドラムドラムドラム

CD Pヴァイン PCD1390

 GSものに絞ったのは失敗では?よりたたきまくり感が堪能できる続編を強く強く望む。
 とはいってもラストの「白鳥の歌」のカバーはこれだけで定価分の価値がある。「純愛」も病的でよろしい。「愛する君に」は「恋のチャンス」かと思った。しかし、この人にはこの歌並のトラックが数多くあるのだ。(あくまでもこの人のベスト、と考えたときだけの不満なので始めて聞く人にとってはなんとすごいとなること請け合い。)
 何度もいうように第一集のサーフものがすごい。

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