これ買いました平成17年5月

 


17.5.21 最近カウントの周りが良すぎるのでどっかに晒されてるんだと思う。

V.A.

コロムビア・アワー 歌謡ヒットパレードI 王将

CD コロムビア COCA71072  昭和30年代ヒット歌謡集。これは「王将」とか「逢いたかったぜ」などの今で言う演歌に近い作品を選んだもの。こまどり姉妹「ソーラン渡り鳥」を今まで音源を何故か持っていなかったけれども、ようやく手に入れた。これのライヴ映像を見て感動し懐メロの世界に引きずり込まれた、そういう曲の一つである。これを含め4曲だけ持ってなかったが、単に前にベスト盤を買えなかったと言うだけだが、織井茂子の「夜がわらっている」が有難い。
V.A.

コロムビア・アワー 歌謡ヒットパレードII 東京のバスガール

CD コロムビア COCA71073  同上。所謂純歌謡調という感じの曲。2曲だけ持っていないのがいやらしい。改めて聞いたところ美空ひばり「やくざ若衆祭り唄」のベースラインのあて方が結構斬新だ。同じく美空ひばり「長崎の蝶々さん」はウエスタンを基調にしていながら大陸歌謡のテイストが効いており、そこに強引に日本情緒が割って入ってくるという凄まじい編曲。これ両方とも詞曲・編曲全て米山正夫先生。スゴイ。膏売りの口上を歌謡化したハマクラ作品、守屋浩の「がまの油売り」は高濃度なジャズ演奏が小粋にトラをつけており、守屋のバタ臭さと相俟ってまったく土着のメロディーに感じない。これは二人とも凄い。他に高田浩吉「白鷺三味線」がオリジナルで収録されているが、これは珍しい。
V.A.

コロムビア・アワー 歌謡ヒットパレードIII からたち日記

CD コロムビア COCA71074  同上。じめっとした青春歌謡編。島倉千代子のかわいさが大爆発。ポップスとロックのなかった時代に歌謡一本でたたき上げたアイドルとしての島倉千代子の魅力がつまっていて、これが第一にフィーチャーされている。さらに、神戸一郎の2曲が存在感を放っている。この人は北原謙二ほどロッカでもなく舟木一夫ほど青春青春していないので今ひとつ注目されづらいが、ちょっと冷遇されているような気がする。これも持っていなかった曲は2曲・・・。
V.A.

コロムビア・アワー 歌謡ヒットパレードIV ギターを持った渡り鳥

CD コロムビア COCA71075  同上。ポップスやロカビリーよりの男性歌手楽曲に美空ひばりがぽつんと。守屋浩の魅力を再認識。飄々とした表現は小坂一也と通ずるのかも知れないが、小坂よりも粘りけが少なくこざっぱりとした歌い方がハマクラメロディーの和風に見せながら実は思いっきり洋楽テイストとか、絶望的に退廃的だけれども最後の最後に希望を灯すような曲とか、ネジが外れっぱなしでこっちに戻ってこない曲とか、もちろん正統派の曲でも何にでも臨機応変に対応しているのは舌を巻く。
 和田浩治「若い突風」は収録間違い。歌詞カードなどはいつもの「リムリムリムショット!」のあの曲で載っているが、実際には聞いたことのないのりのいいルンバ調の楽曲が収録されていた。映画を見たことがないので断言はしないが、同じく映画「若い突風」の挿入歌かエンディングテーマではないかと思われる。こっちの方が好きかも知れない。これは4曲だけ持っていなかった。
V.A.

コロムビア・アワー 歌謡ヒットパレードV 高校三年生

CD コロムビア COCA71076  同上。カラッとした青春歌謡編。これも3曲だけどクールキャッツが入っているからさぁ・・・。本間千代子が2曲も入っているのが珍しいのとそのクールキャッツの「マミーナ」以外は舟木一夫、北原謙二などオーソドックスな選曲。
V.A.

ジャパディスコ

CD ビクター VICL61568  70〜80年代アイドルによる洋ものディスコの日本語カバー集。長山洋子、鷲尾いさ子、ピンクレディーほか。ビクターの音源なので「チャチャチャ」は荻野目洋子、「ショウ・ミー」は長山洋子のバージョン。総じてのりが悪く、特に感想はないが、中ではトップスの歯切れよく出来が良い。しかしそのトップスの「星に願いを」は全くどこも頭の先から爪の先までディスコの要素がない・・・。
アラン・ドロン、マリアンヌ・フェイスフルほか

あの胸にもういちど

DVD キング KIBF302  フェチかつ唐突で大好きな映画の国内初DVD化。音楽系以外のDVDに関しては特に感想等は書かないこととする。

17.5.7 外敵への備えは盤石なり。ただ内に居りて攪乱を画する者のみに注意すべし。

ダブルユー

デュオ・U&U

CD ゼティマ EPCE5289  もとモーニング娘。の人気者二人が組んだデュオ・グループ。ただメジャーだと言うだけでやたらに貶す人がいるけれども、そういうことはよくない。実際彼女らは実に上手い。ハーモニーがここまでつけられる若いアイドル系のデュオというのは久し振りかも知れない。
 内容はザ・ピーナッツ以降の女性デュオグループのヒット曲のカバーがずらり15曲。いや多少マイナーなのも混じっているが。アレンジはやや安っぽいが、歌唱自体は原曲を凌駕しているものが多く聴きごたえ十分。この二人は声が硬質であるので意外にロック調がいけるのは一聴してわかるが、事務所のせいか「大阪ラプソディー」ではライトな演歌調も堂に入った歌唱も聞ける。つぶしが利きすぎ。これはやはり凄いですよ。お勧めまでは行かないとしても、若さと実力とルックスと根性とセンスが揃い、次作以降で更なる成長も期待できるという意味でも驚愕のアルバム。

17.5.5 端午の節句。

マイナスターズ

ネガティブハート

CD 東芝 TOCT25581  今を時めくさまーずのコントライヴから生まれた変名プロジェクトで、流行の笑芸系トータル・アルバム。バンドの歌(ボーカルは大竹)によるボケにトータルプロデューサー(三村)が突っ込むという形で進行する。財津和夫やサムシング・エルスの人が楽曲を提供しており、ウルフルズやコレクターズのメンバーが演奏に参加していたりするが、それらよりもヘロー(大竹?)作曲の曲の方が印象に残るものが多い。つまりキャッチーなのである。特にこのネタの中でも十八番のネタと思われる「ふたり」「自由」は音と劇と笑いのバランスがよく、テンポのよさが心地良い。また伝統的な言葉遊び歌謡の系譜である「夜の夜霧」では「ブルーシャトウ」のメロディーの影響が見られるのも印象深い。他の人の作曲した作品では、「カイコス・ポスト」の替歌が数種収められているがそれがそれぞれ編曲が違い、「キャメル」の爆発的な演奏はパワー溢れるもので躍動感が素晴らしい。「お前じゃないさ」では無意識ながらボーイズ芸が見られ、その生命力に思いを可馳。

 

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