これ買いました平成21年9月

21.9.26 帰ってきました。

ダークダックス

ダークダックス大全

2CD キング KICS1493/4

コマソンを中心に据えた野心的なベスト盤。一枚目前半はそのコマソン、特に三木鶏郎作品を中心とし、続いて番組挿入歌、2枚目はシングル曲等という構成になっている。所謂本格派コーラスグループの親玉的存在であり、また何よりも先駆者であり、そしてスタッフにも恵まれたから、収録されている曲は大変に粒が揃っている。とりわけ作られてから半世紀にならんとするのにも関わらず現在も使われ続けているCMソングが散見されるのも偶然などではないということがまざまざとわかる。長年聞きたかった「ゴーゴーフラミンゴ」が大変にありがたかったが、これはエレキ化された「大学数え唄」か或いは「のんき節」といった趣。また、彼らが自らのレパートリーを増やすことを兼ねて合唱組曲を大量に歌うという方向性を持っており、その目的で作った自作曲(中村五郎とはダークダックスのことという)の質のよさにも驚かされる。2枚目では彼らのもともとの出発点であるジャズの要素が全面に出されており、例えばロシア民謡や唱歌のイメージが強い彼らの本来の指向とその高度な実力に触れられており大変に興味深い。フランシス・レイ作曲「愛のメルヘン」は初CD化でないものの大変に流麗。この時代の人というのは大概コミカルなものもいけるが、それは高い実力に裏付けられているからで、昨今のように歌手はすましておれば良いというのは、高級に扱われているようでありながら実はそれは貧困を糊塗されているようなものである。お勧めする。

V.A.

昭和ガールズ歌謡 レアシングルコレクションコロムビア編〜恋はそよ風/20才の恋〜

CD コロムビア BRIDGE144

 音源は貴重ながら、出るたびクオリティーの上下が激しいこのシリーズだが、今回のこれは良くも悪くも「キューティーポップス」に大変に傾いた内容になっている。「60‘sキューティーポップスコレクション」を意識したシリーズと言うこともあって、これとの重複はないが、他のCDに収録されている曲が多いように思う。また、キューティーポップス色が強いのにも関わらずこのシリーズの性でGS以前の色が大変に強い本間千代子、ダイヤモンドシンガー(実、渡辺マリ)らにも色目を使っているのも拡散しているような印象はぬぐえなかろう。とはいえ万理れい子の「青春の渚」や金井克子の「ふたりの虹」は鋭いビートがキューティーポップス独特のグルーヴを体現していて、初CD化且つこのCDの山場として大変に聞き応えがあるものになっているし、森本和子の「ハイティーンゴーゴー」は日本屈指のガレージ歌謡なので初めて聞く人には驚愕の一曲であろう(昔「東京ビートニクス」に収録済。)し、都はるみの「涙のバラ」の収録も実は快挙ではある。寺内タケシの弟子・林マキの「二人のハント・バー」はジャズ歌謡ながら狂気が宿っている。作詞のささきひろとによるものならん。市地洋子、平野レミの収録もありがたい。かかるわけで曲の方は最上ならずとも健闘した選曲といえようが、解説が不得手で、「ブルーシャトウ」がもともとは木の実ナナ、つまり女声で歌われることを前提として作られたことを知らないとか、エミージャクソンが純日本人だとか(正しくは英国人のクオーター。スザンヌはタレントとしては宜しく侍れども、これと比較するのは失当。)、他にも首を捻る記述が目に付くのが落ち着かない。鈴木啓之氏は黒沢大人の薨去されたるあとのこの手の解説の第一人者なのだから、しっかりしてほしい。

トウキョウ・No.1・ソウル・セット+ハルカリ

今夜はブギーバック

マキシ エイベックス NFCD27169

新譜。某車のCMで使われていた昔の小沢健二とスチャパラダーのカバー。と言ってもラップ部分は排されているから小沢健二のカバーと言えばよい。出だしの勢いがあるのでそのまま盛り上がりがあるアレンジがあるのかと思ったが、そのままに終わり平安時代の酒を飲むための土器のような趣とでも言えばよいか、何とも素っ気無い。ハルカリは冒頭の曲のみ参加で、後はトウキョウ・No.1・ソウル・セット単独の作品。ハルカリは出て来た当初にはおおと思ったけれども、例のCCCD騒動で追いかける気力がなくなったが、悪くはない。同様にCCCDで追いかけるのをやめた存在にはおりビアと言う人がある。残りの曲も花の差していない素焼きの花瓶が玄関の横の棚においてある様な印象。聞く前の期待が大きすぎたか。

ペペとホリディ

何んにもいわないで

EP カザン CMG01

聴取中。ポリドールで二枚の奇妙なシングルを残したフォークグループで、来歴不明とされていたが、これはその自主盤。プロフィールを見るとホリディの二人は札幌西高出身とあるし、カザンというレーベルも北海道に所縁のあるレーベルのようだから、彼の地で活躍していたグループなのではあるまいか。

フレンド・シップ・フォー

なぜ恋を

EP ローヤル RQ659

聴取中。ローヤル唯一のカレッジ・フォーク・グループで、ブラザーズ・フォーを目指す明治学院大付属と日大鶴ヶ丘の両高校に二人ずつ在学していた現役高校生グループという。B面は三崎ともやす「守さ子守さ」。この人は映画出演等もあるそうだが、極めて早いソロフォーク歌手のようだ。民謡のカバー。

はかま満緒

浪曲ウエスタン

EP 東芝 EP1250

聴取中。A面CD化済。名放送作家。

21.9.20 ちょっといなくなります。

中井昭/コロラティーノ

片想いのブルース

EP コロムビア SAS1280

聴取中。リーダーが交代した四枚目のシングル。

西川一也

真っ赤な恋

EP キング BS401

聴取中。ビッグバンド系ビート歌謡の名作。A面CD化済。

叶修二

すゝきの丘

EP ポリドール SDR1137

聴取中。青春歌謡。

21.9.19 身辺整理を始めた。

ザ・ファイブ・サンズ

哀愁のエレキ・サウンド/ロシア民謡

LP ビクター SJET7846

今ひとつ注目されない二線級エレキバンドによるロシア民謡インストカバー集。同様の趣向としてはオールスターズワゴンより下、シャープファイブより上の出来。このバンドはロカビリー以来の伝統があり、そのせいかビート感やいわゆるエレキバンドらしさよりもイージーリスニングバンドが無理矢理エレキバンドの編成に収まっているという風情が溢れている。よくも悪くもこのバンドらしいサウンドで取りまとまっている。このバンドはとにかくやたらと音源があるようでその全貌が全くつかめない。

ディック・ミネ・ジュニア

魅惑のギター ディック・ミネを歌う

LP テイチク SL1346

三根信宏を含むディック・ミネの子息3兄弟が父のヒット曲をエレキインスト化したもの。バックはエレキ色が全くなく、特に「ダイナ」は父親の歌入り盤とおそらく全く同じトラックを使ってギターとサックスを被せており、他のトラックもこれ用にわざわざ作ったとも思われないから、父親の再吹き込みの際に使ったトラックを流用しているのであろう。更に言えばあまりにサックスパートが前面に出ているから本来は全然別の企画で作られたものかもしれない。明らかに三根信宏が弾いていると思われるものもあり、これは流石にギターに艶を感じるが、玉ばかりというわけにも行かない。通して、速弾きを誇るような曲はなく、耽美に走る曲もなくで、極めてジャズ(昭和40年ごろの解釈としての)濃度が高い一枚といえるか。嫌に侘しい。

G.S.オールスターズ

「グループサウンドと歌おう!」第2集〜エレキMMOステレオによる‘68G・Sベスト・ヒット14

LP フィリップス FS5028

ジャイアンツが出した同名の前作に続くリリース。匿名グループだが、或いはオールスターズワゴンの変名か。ギター練習用のレコードということもあってギターを前面に出しており、最後に調弦音を入れているのが、それに特化している証拠だろう。ギターに並び、前作に引き続いてオルガンを重きに置く使い方がされており、ジャイアンツにオルガンがいないことから、同じ人が引き続いて弾いているのかも知れない。もっともビート感はあることはあるにしてもGS、エレキ、または一部のジャズ系の曲ほどのハードさはなく、緩いビート感に支配されている。ニーショップあたりと人間がかなり被っているのかもしれない。「思い出の指輪」は原曲のスリリングさが全くそぎ落とされているが、そこに妙な味が出ている。「キサナドゥーの伝説」もドラムの入り方が妙だ。全編に渡ってフルートは入っているがストリングスは皆無で、外人のガレージインスト好きに聞かせたら結構受け入れるかもしれない。実はオルガンを聴くためのアルバムという気もする。

ロス・オノデラス

アスタ・マニャーナ

EP クラウン CW986

聴取中。A面は某ボックスに収録されているから、このグループもムードコーラスグループ扱いされているけれども、似ても似つかないロック指向のハードなラテンバンドというべきだ。

ユミ・ハビオカ

死んでもいい

EP コロムビア CD69

聴取中。この人は何故有名なのだろう。

ユミ・ハビオカ

もっと・・・

EP コロムビア CD91

聴取中。いいジャケット。

北里みゆき

白鳥とマリモの伝説

EP ポリドール DR1883

聴取中。モンド。

潤ますみ

裏町巡礼歌

EP RCA JRT1368

聴取中。有名盤。A面CD化済。ただし自分としてはそれほどいい歌だと思っていない。日活ロマンポルノに出ていたことで有名な女優で潤まりとか潤真理子とかと名乗っていた頃もある。個人的には怪人バラリンガの中の人というイメージ。

 

21.9.18 今日から夏休み。

ロス・アンヘリトス

恍惚のムードコーラス 知らなかったの

LP 東芝 TP7309

ヌードジャケ。全てヒット歌謡のカバー。このグループはコミックソングすれすれの情念歌謡「花はぬれている」で知られる男二人女一人のラテン系コーラスグループで、かなり無茶なこともやれるグループという印象がある。残念ながらこのLPにはライナーがないためどういう経緯で出てきたグループなのかよくわからなかったが、演奏・編曲の横内章次は大きく扱われているわりに、何故か作曲のクレジットがないなどの不備があり、あまりいい扱いではなかったようである。純粋なラテングループというよりは所謂歌謡ポップスグループの系統に近かったようで、チコビーやピンキラなどの系統の一環に捉えられていたようである。また、もう一つこのグループの出方がよくわからないのは女性ボーカルがえらく粗いところであり、特にポップスの曲で特に目立つ。全体的にポップス指向なのだが、これも時代のせいなのかこのグループの特性なのかよくわからない。このグループの実力はよくわかったが、その実力をそのまま吐き出したようなアルバムというべきか。

三浦みちゆきとザ・プラネッツ

魅惑のムードコーラス ザ・プラネッツ・デラックス 小指の想い出

LP キング SKK370

2枚分のシングルA面を含むヒット歌謡カバーアルバム。このグループにはクールさを通り越して沈鬱さを感じることが多かったが、これは選曲のせいもあるがいつもの寒風吹き荒ぶような厳寒の趣は然程感じられなかった。おそらくシングル曲以外では唯一のオリジナル仲宗根美樹のカバーである(情報提供かずお様)「恋しくて」が大変にすごい。ビートよりもひたすらコーラスワークに力点を置いていたこのグループのシングルの様子からはかけ離れた快活な曲でこのあとのポリドールへ移籍したあともこの方向によく整った曲は見受けられない。大変に驚いたが、このグループに先行するイメージがないと別に何ということも内容に感じるかも知れない。ワンダースとは別で、作曲は日本大学シンギング・デンチストとあるから日大歯学部のグリークラブで歌い継がれてきた曲なのか、彼らに献呈されたものだろう。彼らは日大と何らかの深い繋がりがあるものと思われる。「函館ブルース」は小野由起子らのカバーだが、のちのブルートレインのバージョンよりも相当出来がいいように思われた。いや単に破綻していないというだけなのかもしれないが。

ミュージカル・ぼーいず

このへんでさようなら

EP ユピテル YS43

聴取中。このグループは意外にシングルが多い。

リッキー&960ポンド

抱きしめて

EP 東芝 ETP10346

聴取中。このグループの評価がなかなかない不思議。

ボビー・ソロ

さよなら恋人

EP キング HIT1656

聴取中。「ほほにかかる涙」で有名なイタリアの歌手に藤本卓也が書き下ろしたもの。

21.9.17 この二週間は散々だった。

ドンキーカルテット

ドンキーの歌げんか

EP RCA JRT1105

聴取中。ドリフの分派のラスト・シングル。

リバティ・ベルズ

幸せがほしい

EP ソニー SOLB188

聴取中。有名なグループの有名な曲だが何で有名なのか忘れた。

レ・シャットウ・ドゥ・マルティ

ジョニー

EP クラウン PW509

聴取中。当時万博のパビリオンのホステスだったという二人組フォークグループ。グループ名は「火曜日の牝猫」の意。

21.9.12 奇妙なるモラトリアム。

こおろぎ‘73

花咲じいさん

EP コロムビア SCS274

聴取中。名グループの歌謡盤としては唯一のヒット。

美樹克彦

恋のアブズリビーチ

EP クラウン CW666

聴取中。A面CD化済。狂乱のロック歌謡屈指の大名曲。アブズリビーチとは葉山にある砂浜。

ヤングエコーズ

社団法人古流松藤会群馬県連合支部歌

EP NCR NCR54429

聴取中。

三浦ミチユキとザ・プラネッツ

ムード・イン・ハワイ

ソノシート 現代出版

ムードコーラスブームが来る前の、ハワイアンバンドとしてハワイアンの定番曲をカバーしたもの。ソノシートは現状保持のためただ収集するだけにしている。ポリドールからクラウンに移った歌手の広告が載っていので初めから彼らがポリドールと近しい関係があったことが伺われるのとザ・エニメルズ(アニマルズのことだと思われる)、スタンデルスらの出演した映画の記事が貴重。

 

21.9.11 何もないこともない。

カサノヴァ・セッテ

女が渡る歩道橋

EP コロムビア P104

聴取中。殆ど売れなかった四枚目のシングル。

ゆうき・みちこ

ニイハオパンダちゃん

EP テイチク MK51

聴取中。過激なパンダブームの中で乱造されたパンダ系レコードの一。

21.9.10 大爆発は終わらない。

田中収&ニックニューサー

どうする貴方

CDS ポニーキャニオン PCDA00130

GSの正統的な末裔なのにこの扱い。このバンドらしいロックと演歌の塀の上な曲。ハードなサウンド、ゴーゴーのリズム、コーナーを突くようなビブラートを聞かせたボーカル、ドメスティックなメロディーとこのバンドでしか考えられないサウンドが展開されている。演奏面ではベースのサウンドが鋭さと間奏での激しいギターソロが特に興味深い。カップリングは感傷的なアダルトポップス。これもバンドサウンドと独特の演歌臭が強烈だが童歌風のメロディということもあり妙に戦前の楽曲と似たような印象を受ける。

宮西渡とスナッキーズ

星の海

EP コロムビア PES7107

本体入手。このバンドはムードコーラスであると断言する。名ビート歌謡。あとから我々が思うより、また当時を実際に知る人の思うよりもムードコーラスとグループサウンドの垣根というものは低かったようだ。もともとはR&Bもできるバンドだったらしいが微塵もそういうグルーヴを感じない。バンド名は同じ船村門下の海道はじめの名曲とつながりあるか。

内山田洋とクールファイブ

夢待ち人

EP RCA RHS198

聴取中。前川時代末期のシングル。

内山田洋とクールファイブ

追憶

EP RCA RHS547

聴取中。やっと前川時代のシングルがどうにかこうにか全部揃った。

内山田洋とクールファイブ

東京白夜

EP ポリドール 7DH3010

聴取中。赤城時代は地味だ。一応デビュー20年記念盤。

ダークダックス

二十二歳まで

EP ポリドール DR6022

聴取中。

ダークダックス

青葉城恋唄

EP ポリドール DR6216

聴取中。ヒット曲のカバー。

ダークダックス

こんな静かな夜

EP ポリドール DR6346

聴取中。

ダークダックス

花のメルヘン

EP ポリドール DRQ6906

聴取中。再発盤。

オヨネーズ

麦畑

EP ビクター SEP48

聴取中。プロモ盤。ジャケ違いもあり二枚買った。A面所持済。

オヨネーズ

小麦ちゃん

EP ビクター SEP97

聴取中。

ザ・ブレーカーズ

わかってほしいの

EP コロムビア PRE1514

聴取中。謎のグループ。

中谷かおる&ダメージファイブ

夜霧の億万長者

EP 東芝 RT072144

聴取中。このグループは知らなかった。見本盤もあったので二枚買った。

川辺明&イエローキャッツ

シーサイドドリーム

EP ビクター PRA11501

聴取中。インディーアダルトポップス。

名取忠彦とグリーングラス

大阪なさけ

EP テイチク RE825

聴取中。A面CD化済。ヒット曲だと思うが、これだけ探して全然出てこなかったのだから実は売れなかったのかもしれない。

叶あきら&キャッツアイ

天気雨

EP キング K07S609

聴取中。意外にこのバンドはシングルが多いことがわかってびっくりした。

ザ・マイクハナサーズ

二人でカンパイ

EP ソニー CSKL3017

聴取中。

宮路オサム(殿さまキングス)、石上久美子

演歌ふたりづれ

EP ビクター SEP9

聴取中。殿キンメンバーの写真が小さく載っているので、どう取り扱えばいいのかよくわからない。

黒沢明とロス・プリモス

ワンチャンスよこはま

EP ビクター PRU10

聴取中。DJ盤。B面は久保浩「霧の中の少女」。

角川博

純情の夢

EP RVC CR56

聴取中。DJ盤。B面はクールファイブ「女の河」。

シルビア

パートナー

EP トーラス 07TR1113

聴取中。シルビアはよくわからない。

シルビア

昔の恋は木曜日

EP トーラス 07TR1149

聴取中。

前川清

雪列車

EP RCA RHS542

聴取中。クールファイブ在籍中に出たソロシングル。

前川清

フィクションのように

EP RCA RHS552

聴取中。クールファイブ脱退後のシングル。

前川清

愛がほしい

EP ポニーキャニオン 7A0912

聴取中。

愛さち子

青い病葉

EP キング NCS563

聴取中。バトルフィーバーJにこんなルックスの怪人がいたなぁ。

わかばちどりとその応援団

だめ

EP コロムビア AH117

聴取中。根本敬のイラストのジャケットが有名な曲だが、これは別ジャケ。

島輝彦

恋めくら

EP テイチク 48103

聴取中。色々と意味がわからない。

レイナ・ミサ

タカ・タカ・タ

EP ホッタ HR1003

聴取中。ロス・パラガヨスのカバー。

他にカラオケのシングルレコード8枚。

21.9.9 墓地墓地。

三浦弘とハニーロマン

今夜はオールナイトで

EP アテネ AMR1004

聴取中。これが真のデビュー盤。アテネレコードは他に極めて彼らに関係の深い殿さまキングスも出しているから、何かその辺りの人が絡んでいるレーベルに違いない。

川奈ミキ

夜叉の翳

EP キング 064R10049

聴取中。何と平成に入ってからリリースされた川奈ミキの自作自演盤!

堀絢子

しょぼしょぼするなョオイ!

EP アモン AMON1001

聴取中。古き声優歌謡。絢って普通はじゅんとは読まないよな。

21.9.8 下腹部はあざなえる縄の如し。

ジョージ山下とドライボーンズ

魅惑の歌謡コーラス 新宿ブルース

LP コロムビア ALS4234

コロムビアのムードコーラスグループはぴんから以外皆渋い。このグループは昭和26年の結成というから、マヒナ・スターズよりも古く、バンド名からしても本来はジャズやウエスタンを指向していたグループがたまたまムードコーラスブームの中で浮上してきたという形なのだろう。その意味ではハワイアン・ラテンと並ぶムードコーラスのバックボーンであるアメリカ音楽の系統の祖と言えるかもしれない。全体にはこのバンドの特殊な生い立ちが全く感じられず、マヒナ・スターズ流の歌謡解釈がこのバンドにおいてもそのまま受け入れられている。マヒナ流のファルセットというよりもあくまでもハーモニーを重視し、それで陰の部分が拡大されており、所謂クールな感覚が大変に強い。しかし、彼らの代表曲である「サッチョン・ブルース」や「おさけ」のような派手さはないから相当に通向けに仕上がっている。ここでいう通とは、要するに昭和30年代の歌謡曲が好きな人という意味である。一部のオリジナルを除きコロムビアのヒット歌謡のカバー集であるとはいえ、「洋」の要素があまりに少ない。

原みつるとシャネル・ファイブ

シャネル・ファイブ・イン・サッポロ クラブ・フレンチカンカンにて収録

LP キング SKD229

名前のとおりライヴ盤だが、ライン録りで客席の反応は一切わからず、MCもばっさりと切られているから、殆ど一発録りのスタジオアルバムを聞いているようなものである。自分たちのオリジナルのほかヒット歌謡を披露しているが、そのサウンドは完全にロックコンポのそれで、彼らの出自がどこにあるのかよくわかる。ムードコーラスのライヴ盤というとビックバンドを入れた晴れ舞台の様相を呈するが、このアルバムは全く逆でレコードで入っているオーケストラをばっさり排して自分たちの演奏だけで通している。シンセサイザーの使用が極端に目立つが、このレコードの印象を一言で言えば「見捨てられたロックバンド」というものである。70年代にメジャーからレコードを出しているグループでこんなにチープな演奏が聴けるアルバムは他にない。おそらく何枚のレコードを出すという契約をしながら泣かず飛ばずであったため数をこなそうとこういう無体なアルバムや企画盤、ロックグループとしてのシングルなど不可解な盤を連発したものだろう。選曲面ではロス・プリモスの「せめてお名前を」のカバーなど珍しいものがあるが、多くはムード歌謡の系統の曲が多いが、その中で吉田拓郎の「シンシア」が紛れ込んだという風情で耳目を引く。

鶴岡雅義と東京ロマンチカ

恋はまぼろし

EP コロムビア AA150X

聴取中。藤本卓也。

島津ひろし

恋の涙は

EP 東芝 4Rs138

聴取中。東芝の4RSのSが大文字の時代と小文字の時代があるな。

小山恵子

ちいさな放浪

EP テイチク SN1218

聴取中。「幻の名盤」。B面CD化済。こちらのタイトルは「女と花ごころ」が正解。

サジット・カーン

神秘の星

EP RCA JRT1139

聴取中。

 

21.9.7 被献CDR3枚。まだ聴取中。こう聞くと浜崎あゆみという人の声には常人に外れた魅力がある。よくこれを掬ったものだ。野坂昭如は狂気。ブランド・ニューモンキーズも宜し。「番外編」はえらく渋かったがラップの概念がよくわからなくなった。

21.9.6 もう座ると。

田村進二

つめたい太陽

EP 東芝 TP1205

聴取中。今の作曲家の弦哲也。

21.9.5 嫌な嫌な嫌な奴。

V.A.

珍品堂 んっ!あの人がこんな歌を・・・。

CD フォーライフ FLCF28129

フォーライフという会社の歴史からしてしょうがないところがあるが、昭和50年代後半から昭和60年代にかけての作品が多く、前半はザ・ぼんち、さいたまんぞう、なぎら健壱、オスマン・サンコン、高田純二ら芸人ないし異色の歌手が多く、後半はわらべ、手塚さとみ、川口雅代らアイドル・女優ものが目立つ。こう見ると結構再CD化されているが、ホワイトタイガースやただものでないガキスターズはこれでしかCDで聞けないはず。それはともかく、「ハイスクールララバイ」や「めだかの兄妹」、「ウェディング・ベル」など、このシリーズのほかの会社のものと比べると所謂大ヒット曲が多く収録されている。結城貢の「小言」は軽演歌ではあるが、バックトラックは殆どレゲェになっていて意外であった。これ以外もテクノ色が見え、シンセサイザーの使用が強調され、かなり統一感が強い。オスマン・サンコンの「アフリカの女」は改めて聞きなおすと演歌のメロディーになっているのをおそらくミスマッチを狙ってアフリカンビートに仕上げたら妙にはまってしまって違和感がなくなってしまった曲だということがわかった。しかし何といっても、一番の聞き所は一輪車アイドルグループ・ホワイトタイガースの「狙い撃ち」であろう。所謂非力なのに強気の例。

21.9.1 疲労困憊。

覆面太郎

これが男だ

EP コロムビア SAS45

聴取中。奇妙奇天烈なレコード。

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