ムード・コーラス
“Mood” Chorus

 今の音楽シーンで全く見かけないのがこのムードコーラスという形態である。精神的に近いバンドというのもあるが彼らの形態は皆ロックバンドである。今はもう見られない芸、それがムードコーラスである。 

 ムードコーラスは、現在、演歌とほとんど同一のカテゴリーのように取り扱われているが、そもそもはハワイアンやジャズから発生した物であって、一般の演歌よりも洋楽的要素が高いといえる。(正直、自分は、「歌謡曲」のカテゴリーに「演歌」は入らないぐらい両者に全く異質な所が実は有るという考え方なのだが。)このジャンルの創始者は和田弘とマヒナスターズである。元々ハワイアンのトップグループであったマヒナは日本人に受けるには日本的な物をとの考えから当時の都会派歌謡、即ちフランク永井や灰田克彦あたりのサウンドに目を付けた。彼らは吉田正作曲の「泣かないで」をヒットさせ以後松尾和子や田代美代子、吉永小百合らと組んでヒットを次々と叩き出す一方、単独でも「お百度こいさん」などをヒットさせた。こうなると他のバンドもこの動きをほっておくわけはなかったが、なかなかヒットには結びつかなかった。マヒナ一人勝ちの中で一旦ムードコーラスはブーム冷え込む。(個人的にはここで断絶があるように思うので、基本的にはマヒナとかはいわゆるムードコーラスグループじゃないと思っているが、ここでは便宜的に定説を敷衍させていただいた。したがって以下のリストではコニー・アイランダース、アロハ・ハワイアンズ、ハニー・アイランダースなどあまりにハワイアン色の強いバンドについてはふれていない。なお、セルスターズのようなムードコーラス確立後のポップス度がかなり高い歌謡ポップスグループについても同様である。)しかし、今度はラテンバンドがエレキバンドに押される中で日本にあった歌をと全く同じ思考をしムードコーラス路線に本格的に参入してくることとなる。この第二次ブームは、43年頃黒澤明とロス・プリモスの「ラブユー東京」の大ヒットで本格的に火が付き、前後して東京ロマンチカ、ロス・インディオス、TOKYO99といったラテン流れのバンドやコニーアイランダースのような第一次ブームの生き残り、そしてクール・ファイブ、キングトーンズといった黒人音楽やジャズにルーツを持つグループ、或いはブルータッシュや一番星のようなGS崩れのバンドが乱れ咲いた。ロス・プリモス、東京ロマンチカ、クールファイブが3強であったが、それ以外にもハッピー&ブルーとマヒナを人脈の中心して数多くのグループが誕生し、ヒットを飛ばすバンドも今では考えられないぐらい多かった。その後、再びムードコーラスは落ち着く。しかし、昭和50年代の中盤頃に突然ぴんからトリオや殿さまキングスら芸人上がりのグループが演歌と結びついて再びブームを作り大ヒットをとばした。このブームはそれまでの都会的・洋楽的なイメージのあったムードコーラスをむちゃくちゃ土着的な物に変えてしまったポピュラー音楽の大革命であったが、誰もそんな風に思わず、元々そういう物であったということにされて片づけられてしまった。以降ムードコーラスは凋落し若年層にはリスナーもプレーヤーもいなくなってしまった。(どうでもいいんですが、こんなしょうもない文章をパクらないでください。)

 ということで本来のムードコーラスって演奏もすんのよ。ムードコーラスがかっこいい存在にでなくても普通に見られるようになりますように。

 なお、東芝ファミリークラブから通販のみで「ムードコーラススペシャル」という6枚組BOXが出ていますので、こちらを一通り聞いていただければムードコーラスの奥深さを感じることができると思われます。(ただし、このボックスだけでムードコーラスの全てがわかった気になるのは早計です。また「既に何々の曲は聞いている」という前提で編集されている面も多少見受けられますので、本気で追求したいならあくまでワンステップとして考えるのが良策だと思います。)コロムビアファミリークラブからも同様にヒット曲を中心に押さえた通販ボックスが出ており、こちらのほうが正統的な選曲により近いと思いますので、併せて聴取するとよりよいと思います。しかし、それでもムードコーラスの全体像が眺められるかというと、そう言うこともないと思いますが・・・。ちなみに推定ですが、マヒナ以来、レコードを出したムードコーラスグループは四百を下らないと思われるので、こんなバンドがいますというネタをお持ちの方は、是非情報提供お願いします。

 ↓こんな貴重な証言を頂きました。元・三島敏夫とそのグループ→松平直樹とブルーロマン→・・・→現・多田そうべいと寺子屋楽団のサトー弘行さまによるハコバンとしてのムードコーラス小史。現在ハワイアン・バンドが殆ど省みられない原因はここにあると思います。グループサウンズやディスコバンドとも消え方が似ているなぁ・・・。

 (前略・ブルーロマンのあと)私は文字どうりのハコバンのムードコーラスバンドを作りナイトクラブで仕事をしていました。その頃深夜のホストクラブが流行りだし、水商売のホステスなどに好かれるムード歌謡のバンドがひっぱりだこでした。しかし、そのころ,なぜかハワイアンバンドが急激に嫌われるようになりスチールギターの入ってるバンドは職を失いました。それで私はテナーサックスに転向してクールファイブの編成のバンドにしたのです。ダンスホールでも通用する踊りやすいバンドにして、かなりいい仕事に回り逢えた思い出があります。そしてその頃、あのムードコーラスの数々のグループとチェンジしたものです。いい時代でした。そしてその後は、非情なカラオケ時代へ突入・・・カラオケがあれば生のバンドは不要。つらい時代になりました。(後略)

↓名鑑


あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

か行以下は移行中です。


秀樹と影武者「夜・・・酒組」
(昭和55年デビューでいわゆるホスト系のグループ。「夜・・・酒組」は作詞・タモリ/作曲・小野ヤスシ。何とか言う番組で門外漢のタレントらによる曲コンペで優勝した作品を団しんやがリリースしたもののカバー。結局タイトルはどう読むのだ。なお、この歌については実演の映像が現存している。B面が宮西渡とスナッキーズのカバー。ワルノリーズとも関係があるかも。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/casanova7.jpgカサノヴァ7「夜の柳ヶ瀬」
(在日イタリア人の七人組グループで珍しくポップスあがり。ヒデとロザンナのロザンナの兄(伯父ともいう)がいた。非常にフラワーぽいストレンジでライトな曲が多かった。44年のデビュー曲「夜の柳ヶ瀬」はヒットしたがその後も一番ごとにアレンジがころころ変わる「異邦人ブルース」やモンド炸裂な「万博でヨイショ」等を残した。このバンドのブルーノ・ダラポッサという人のアレンジは洋楽そのものってな感じで非常に好きだ。少なくともコロムビア、キャニオン、マーキュリーから一枚ずつアルバムも出しており、シングルも全6枚があるという。ただしキャニオンでのアルバムは確認できていない。(カエルさま、招き猫さまありがとうございました。)なお、キャシー中島が「夜の柳ヶ瀬」のジャケットに写っているが実際には録音に参加していないとご本人がテレビで言っていた。実際にここで聞ける女声コーラスは明らかにシンガーズ・スリーのそれである。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/kazamidori.jpgアライ孝樹と風見鶏「話してごらん」
(傑作だがこれ一枚で消えた。裏面も必聴。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/gatsandlip.jpgガッツ&リップ「あなたが恋しくて」
(「ムードコーラス界最狂」と称される破壊的歌唱の純粋なコーラスグループ。牧美也子・山根一行・スワロー小川・大多尾真治。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/catseye.jpg叶あきらとキャッツ・アイ「サヨナラ口紅」
(女性ボーカルは内藤やす子を彷彿とさせる歌唱力だが短髪パンチの髪型が度肝を抜く。意外に典型的な歌謡ポップスに近い。まだあるバンドだが、このレコード自体は昭和50年代後半に出たと思われる。ラブ・サントスと関係深い。少なくとも3枚のレコードを出している。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/karacters.jpgザ・キャラクターズ「港町シャンソン」
(ボーカルは元宝塚の人。ムードコーラス化する前に劇団として文化庁から賞をもらったりしている。44年のデビュー曲「港町シャンソン」がヒットした。第三弾の「夜霧のシャンソン」も刹那的でいい唄。その後は大きなヒットがなかったが、レコード会社を渡り歩きながら末永く活動した。特にキング時代はカルト。女性は入れ替わりが激しくミノルフォンではツインボーカルの時代もある。「ラブサウンド」はソフトロックファンにお馴染みであるほか、キャニオンへ移籍した際の「白い羽の戦士」(ブルコメ「シンデレラ」とピンクレディー「UFO」と三部作的な作り。)の強烈なパフォーマンスで印象に残っているという人が案外多い。コロムビア時代は原田信夫・仲純子・織田功三・西条公彦・須山邦明・安野健二。ムードコーラスと歌謡ポップスの臨界点。)

野田賢二とギャランティー「磯づり音頭」
(初期幻の名盤解放歌集の花形グループのひとつ。音から受ける印象とは別に案外新しいバンドで昭和50年ごろに活躍した。なお、野田賢二とは安永憲自=水島裕のこと。これを考えると企画物に近いのかも知れない。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/candlenights.jpgキャンドルナイツ&ハニー「今夜だけララバイ」
(出オチ勝負の感は拭えない。ボーカルは島津ゆたかの兄弟。58年にデビュー。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/ginga.jpg銀河「港えれじい」
(元ジ・アーズ、とレコードに落書きしてあった。ボーカルのあたりがソフトになっただけで、アーズと歌い方やコーラスの乗せ方は同じ。55年ごろ。どうも突然改名したようなので何か事情があるのかも。)

キング・オブ・キングス「アリベデルチ神戸」
(詳細不明だがシックな男女ツインボーカルを擁する。50年代中盤か。プロモ盤しか持っていないのでシングルが出ていないのかもしれない。殿さまキングス&昌美の同曲の自主盤があるので、名前の類似や殿キンのセンスからすると殿キンの変名の可能性が高い。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/kingtones.jpgキング・トーンズ「グッドナイトベイビー」
(このグループの扱いが難しい。ムードコーラスからはちょっと外れるような気がする。基本的にはR&Bやアメリカンポップスを基調としていて、実際ポップコーラスグループにするのが正解なのかも知れないが、「もううしろ姿」のようなどう聞いてもムードコーラスなものもあるので、一応是に入れておく。昭和30年代から続く名コーラスグループ。43年の「グッドナイトベイビー」はアメリカのR&Bチャートで101位に食い込んだ。メンバーや編成が変わりながら現在も存続しているが、メインボーカルの内田正人と成田邦彦はオリジナルメンバー。)

ザ・クエッション「スタコイ東京」
(未聴。Mr.オクレがローディーをしていたことで有名なボーイズグループ。もとはクエッションボーイズと言い、メンバーの一人はあひる艦隊へ行った。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/greeneyes.jpg池田進とグリーン・アイズ「このままそっと」
(シン池田とエンカブールの発展。昭和50年代のデビュー以来いまだ第一線で活躍するちゃんと演奏して営業する驚異のタフネスバンド。「あじさいの宿」なんて曲もあり。お洒落なイメージがある。ファルセット担当のジョージ吹雪のコーラスが絶品だが、何故かレコードではソロの演歌のような曲が多く、演奏もコーラスも物足りないのはもったいない。)

葉子とクリケット「銀座ふたり」
(「銀座ふたり」は東京ロマンチカの「ブエノス・ノーチェス東京」の歌詞違いカバー。女性だけによるグループ。まずまず。49年から翌年にかけて少なくとも三枚のレコード有。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/crystalrain.jpg泉純也とクリスタル・レイン「夢ものがたり」
(ムードコーラスの最末期の57年に登場したグループ。松橋ヒロキ在籍。押しがやや弱い。ああ、ここにムードコーラスの進退窮まる。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/greenglass3.jpgグリーン・グラス「一人でいるよりあなたがいれば」(GSのジュニア・ボーイズの後身。田中きよし、清水保男、武田基嗣、松木恒秀、井沢俊司、長野由昭。田中、松木はスタジオ・ミュージシャンとして大成。一部でジェノバの後身という説があったがそれは誤り。歌謡ポップスグループと言い切ってよいか。クックニックアンドチャッキーみたいな曲ではある。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/greengrass.jpg名取忠彦とグリーングラス「しのび愛」
(テイチクのホスト系グループでかなり長い期間にわたって活躍し続けた。上とは全く別のバンド。52年からレコード会社を変えながら少なくとも61年まではレコードをリリースしている。偉大な中堅バンド。)

香住純子とグリーンスターズ「ひとり船旅」
(吉本所属の昭和43年結成の女浪曲グループだが、見事にクールファイブ調ブルースもこなす。あの芙蓉軒麗華の弟子。歌の師匠は小倉博。林純子、林紀代、安木きくみ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/greenshanderia.jpgグリーン・シャンデリア「神戸ろまん」
(典型的ホスト系ムードコーラス。擦れる様なボーカルがロックよりの演奏の中で揺れる。完成度高し。ボーカルは神戸たかし。昭和51年のデビューだが、少なくとも54年までと意外に長く存在した。少なくとも3枚のレコードがある。)

グリーン・ブライト「ミュンヘンへの道」
(どうも正統派コーラスグループらしいが、メインボーカルがそれっぽくないのでボーイズなのかもしれない。一番有名なのは「チンパン探偵ムッシュバラバラ」の主題歌や挿入歌を手掛けたことか。テイチクでテレビ番組主題歌のパチものなどもリリースしている。「僕に魔法が使えたら」は鮮やかなGS歌謡。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/groovyhearts.jpg宮内郷とグルービーハーツ「ぬくもり」
(ボーイズらしい。意表をついた近代的サウンドに度肝を抜かせる。少なくとも二枚のシングルあり。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/coolfive.jpg内山田洋とクールファイブ「長崎は今日も雨だった」
(44年デビュー。ムードコーラスの代名詞的存在だが、ラテンやハワイアンが主流派だったそれまでのムードコーラス界にアメリカ系のサウンドで殴り込みをかけ革命をもたらしたと言っても過言ではない。詳しいサイトがあると思うのでそちらを参照。前川脱退後もグループは続き、宮内タカユキをボーカルに据えたりリーダー以外を総とっかえしたりしてしぶとく平成10年代後半まで存続していた。リーダー死去後にオリジナルメンバーで再結成している。前川がコミックもいけるキャラクターである他、意外に知られていないが演奏にも定評がある。一番好きなのは「さようならの彼方に」だが、バンド自体については自分は苦手だったりする。)

佐々木周太郎とクールハンター「麻布あたりで・・・」
(ハッピー&ブルーの分派。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/clest4singers.jpgザ・クレスト・フォー・シンガーズ「サンホセへの道」
(可愛和美がアイドルからジャズへ転向した姿。本来はジャズ・コーラスグループ(演奏もする)だが音もルックスもムードコーラス的。可愛加入以前にテイチク・ブラックから「みなと通りのスナックで」(これはソフトロック歌謡の名作)を出した後、昭和50年代後半にディスコメイトから数枚のシングルを出した。いまだにバンド自体は活動している。シングルの一部には細野晴臣や坂本龍一が関わっている。)

岡田竜也とグローリィロマン「アパート」
(昭和49年ごろにテイチクからレコードを出している。歌の内容からすると発売直前にタイトルが変更されたようで、レコードマンスリーなどには変更前のタイトルが記載されており混乱があったようだ。聴く限りでは穏やかな中道的歌謡バンドか。メンバー変更を経てニューグローリィに発展した。)

後藤優子、後藤ひさし&ゲイガッツ「伊良湖慕情」
(豊橋のインディーグループ。後藤優子のバックをつけているが本来はブルコメスタイルのロックバンドだろう。実力的にはインディーズのレベルだが、それが却って感動を齎す。後藤優子/後藤ひさし、千田彰、林美知恭、田中悦男、橋爪誠一、藤田義仁。)

奈見英生とザ・ココナッツ
(ハワイアン上がりで、昭和41年段階で既に相当なキャリアがあったものと思われる。奈見は元札幌中央放送専属で、その当時名古屋で活躍していたようだ。ミノルフォンのグループで数枚のシングルがある。音はその時代からしても一昔古いといった感じ。)

ポス宮崎とコニー・アイランダース「エンピツが一本」
(昭和40年代に活躍した本格ハワイアンバンド。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/comics.jpgザ・コミックス「夫婦春秋」
(お笑いグループ。全然演歌。拳弘二、クマ・ゴロー、近藤一。)

朝倉つよしとコーラル・ゲイツ「命すてても」
(50年デビュー。殿キン風の演歌を真木ひでとが歌っているかのような音のグループだが、レコードに表現されていない本質はもっとプログレッシブなところにあるのかもしれない。某歌手がバックをつけてもらったバンドのギターがもともとはこのバンドの人だったと聞いた。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/cororateeno.jpgコロ・ラティーノ「思案橋ブルース」
(「思案橋ブルース」のヒットで知られるコロムビアのトップ・ムードコーラスグループ。何枚かのシングル・アルバムがあるが、しかし、デビュー曲以降は第三弾の「思案橋のひと」が少しヒットしただけだった。中井昭の過激なファルセットを中心としたアメリカ系グループで演奏はフルートなどが入りラテン的な雰囲気が横溢。他に「南国の夜」が有名。リーダーは高橋勝だったが後に中井昭と交代した。中井昭は「星降る街角」のオリジナルアーティストでもあって片手を失いながらも果敢なサウンドに挑戦していただけに早逝は惜しい。少なくとも五枚半のシングルがある。もとは長崎のバンドで、その時代はクールファイブと並び称されており、且つデビューもヒットもこちらの方が速かった。人脈的には今のロスプリモスにつながっていく。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/consolteeno.jpg津江不二夫とコンソルティーノ「ダウンタウン横浜」
(ええ歌です。あと一歩で時代を築いていたかも。そのあと一歩が大きかったのだろうが。津江不二夫・羽田光太郎・宮本建二・小林マキ・浅葉オサミ・宮岡節夫・長谷川孝。44年にデビューしたが46年にリリースしたレコードが恐らくラスト。)

高橋啓次郎とサウンド・ブレイク「別れるなんて勝手だわ」
(やたら人数の多いバンドで見かけも音もとっちらかっているのが却って特徴になっているグループ。54年デビュー。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/southancross.jpg森雄二とサザンクロス「意気地なし」
(基幹グループの一つ。なよなよとしたボーカルが女性の心情を激しく照らし出す。ヒットチャートでは一曲しか名前が見えないが、それに留まらない名盤多く、メジャーグループの一角を占める。同名のロックバンドやアイドルグループとは無関係。森雄二、菅野優、小川良雄、川池真一/奥野広道、矢藤史郎、三井純平、菅谷聡。50年のデビュー時は全員20代だった。昭和62年に一旦解散し、違うメンバーで再結成された。今のボーカルの人は「金剛と榛名」と並行してやっている。なお現在サザンクロスを名乗るムードコーラスグループは二つあり南北朝の様相を呈している。)

サニー・トーンズ「君なんかいないほうがいい」
(番組主題歌などで活躍した本格的コーラスグループ。ザ・ブレッスン・フォーに発展した。)

花井真理子&広瀬はぢめとサニー・フェローズ「お酒のせいね」
(48年デビュー。上手いけど印象が薄い・・・。アルバムもあるが一発屋か。平成20年9月に六本木のジャズバーでライヴを行なったことが確認されているので、現役のジャズコーラスグループであることがわかった。)

チャロ&サミーズ「赤坂恋人形」
(45年。チャロ&サミーズ、マミオからマミオが抜けたものか。これはボリビア系メキシコ人が日本で作ったトリオ。)

山岸英樹とサムソナイツ「こころがわり」
(名グループ中の名グループ。サザンソウル風味。GSリンガースの改名。詳しくはリンク先を見よ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/sundynights.jpgサンディー・ナイツ「恋の七浜港町」
(ダイナミックさとホストっぽさが同居。奇妙なサウンドメイクから独自の世界が見て取れる。「恋の七浜港町」は58年の作品。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/jshangrila.jpgJシャングリラ「深夜シンフォニー」
(43年デビュー。若手のハワイアン系。あと一歩で売れていた可能性大。若手らしい寒々とした荒涼感が素晴らしい。数あるムードコーラスバンドの中でも青春を歌い上げる曲が多いのは珍しく、しかもGSやフォークにこれっぽっちも色目を使っていないアレンジは清清しい。もっとも本人たちはGSをやりたかったらしい。本人は「高松ではテンプターズより人気があった。」と言っているから、意識はGSの方にあったと思われる。他に「あやまち」「高校時代」など。のちにパープルシャドウズへ行ったメンバーがいる。独立ページ製作予定。)

麻生恵一とシェルブール「約束」
(昭和44年に結成されたマイナーGSが翌年改編されて何でもこいの歌謡ポップスバンド化。「約束」のB面「愛のおとずれ」はGSのオリーブ辺りがやっても全然おかしくないハッピーポップ。デビュー当時20〜22才の若手。麻生恵一、富士功一、海原敏照、三田修功、水木康夫。)

伏見直樹とジゴロ軍団「愛の方程式」
(伏見直樹が経営するホストクラブに在籍していたホストを集めてリリースしたもの。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/sixroman.jpg藤武士とシックス・ロマン「マルゲリータ」
(43年の秋にデビュー。GS時代のフィリップスでは、そりゃ目立てない。武蔵野音大卒の本格派ハワイアンバンド。その割にはラテン濃度がやたらに高い曲な気がする。ムードコーラスとしては珍しく本城和治氏がプロデュースしている。ミノルフォンで自主盤を出したあと、何故かR&B系のスプレンダーズに発展したが急に名前を変えた形跡があり何か事情があったものと思われる。藤武士・島健治・郷一郎・中山晋・菊池博・奈辺川宏二。なお同名のグループがいる。)

榎谷おさむとシャイアンエコーズ「アカナィシヨ」
(もともとはタンゴバンドであったが、ブームにのりムードコーラス化。メンバーを入れ替え後テイチク自主から「アカナィシヨ」をリリースしたあと、東芝から同曲で43年にメジャーデビューした。わずかに一曲が伝わっているだけだがあらゆる意味において名曲。この曲はサウンド的には河内音頭流れ。ニュー・フェニックスへ発展。元メンバーのぽっぽさま情報提供ありがとうございました。)

渡辺瑛とシャイニングス「夜の子守唄」
(46年デビューだが内容未確認。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/shadymolts.jpg高見順とシャディーモルト「波止場」
(フルセイルズと風見鶏の隠れた名曲のカバーで51年にデビュー。ムードコーラス界のガリバーズ的存在。柴田真男(高見順)、湯沢学、中野和之、石見和成、狩野邦秀、久世猛。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/shanellfive.jpg原みつるとシャネル・ファイブ「信ずるほかにない」
(46年デビュー。「ダイナミック演法」を売りにしていた実力派グループ。寒々としたコーラスとぬめっとしたメインボーカルがつるむ荒んだサウンドがかっこいいアメリカ系バンド。藤本卓也の「稚内ブルース」等を残した。寂寞とした表現に長ける。前身はエリートメンか。49年には「東村山音頭」をリリースしたが、そのA面ではディスコ的なサウンドを披露している。原みつるは札幌の歌謡界の顔役のような人で、その趣味でこういうバンドになったらしいが、原みつるが現場に来ないときにはロックバンドとして演奏しており、レコードでもロック路線で「ヘイ・マダム」をリリースしている。新田憲幸・梅村良一・原みつる・河村義明・藤沢礼明・中上修。原みつるはのちに平田満(俳優とは別)としてソロで活躍した。札幌時代のアローナイツもこのバンドの影響力は無視しがたく「シャネル・フォー」名義で「中の島ブルース」のインディー盤をリリースしている。)

ジャンバロー「やってるネ」
(コントグループ。38年デビュー。芸者歌手を迎えてお座敷ものをやっているが、ムードコーラスというにはちょっと時期が早すぎるか。)

ジュエルボックス「手紙を下さい」
(49年デビュー。未聴。フォークグループかも。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/joybellstokyo.jpgジョイベルス東京「わが青春に悔いなし」
(こっちが心配になるようなアナクロな歌ばっかり出していたミノルフォンのグループ。東京ロマンチカのギターをマンドリンに変えたようなバンド(実際鶴岡作曲の曲が多い)。「人生は二度来ない」のヒットを持つが、寮歌のアルバムがあったりビーンボール気味の企画が目立つ。時代おくれ気味ではあるがかなりいい歌がそろっている。一番好きかも。45年、ミノルフォンからデビュー。のちにコロムビア、さらに東宝へ。デビューした時にはレコード大賞の新人賞に推されたがソルティーシュガーに一票差で持っていかれた、と本人がサイトで書かれておられる。木村茂・梅木ひろし・本多良章・黒木襄次・北条信吾・竹腰忠則。東宝時代は本庄孝、紅崎アキラ、瀬下真。梅木ひろしはもと堀田利夫としてソロデビューしていた。)

パパ富永とジョリーファミリーズ「地球岬」
(北海道のインディージャズバンド。パパ富永の雄大でのびのある歌唱は必聴。)

栄治&シルバーウェイヴ「愛を求めて」
(キングで自主盤を少なくとも1枚半出している。佐藤栄治、遠田久夫、岡田昭。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/silversters.jpg松井久とシルバースターズ「悲しくないわ」
(49年デビュー。ジャンゴ松井とジ・エックスの後身グループ。「悲しくないわ」は何故かカラオケに入っている傑作。数枚のシングルがある。最大のヒットは「からゆきさん」で悲しみの中にもほっと息をつける軽みがある。少なくとも56年まではレコードが出ている。のちに女性ボーカルが加入。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/ysilvarsters.jpg由美とシルバースターズ「悲しくないわ」
(上の発展。「松井久とシルバースターズ、ボーカル由美」のレコードもあるので、改名したのかこのレコードだけたまたまこういう名前だったのかよくわからない。58年。)

ザ・シルビア「札幌ブルース」
(43年。よく知らない。男女デュオ。テイチクのグループは復刻が熱心でなかったりしてよくわからないことが多い。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/jinjin.jpgじんじん「旅に出るんだって」
(56年デビュー。本来はオキナワン?・アイドル・グループだがあまりに民謡くさいのでムードコーラス扱い。CD化されている「旅に出るんだって」は取るに足らない曲だが画像のレコードの両面は出色。特に「あほだらサンバ」は狂乱の極地。小野田浩二、本條秀長、曽我人子、曽我マミ、木津しげり、木津かおり。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/shinsengumi.jpg新撰組「出逢いの街京都」
(なかなか纏っているが、女性ボーカルが・・・。手工業的色彩の強いインディーバンド。二条陣屋などというマイナーな場所が歌い込まれている歌はこれぐらいだろう。滝川洋子・牧良次・谷みのる・生田目章彦・今村淳一)

ジャイアント吉田とシンフォニックマッド「おじいさんと遺書」
(ドンキーカルテットの分派。コミックバンド。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/scotchfive.jpgスコッチ・ファイブ「8月の濡れた砂」
(おそらくクック、ニック&チャッキーのようなディスコなどで活躍したハコバン系のコーラスグループだと思うが、便宜上ムード・コーラスに入れとく。かっこいいです。50年の「飲みにつれってください」以来少なくとも4枚のシングルがある。)

次山さとしとザ・スターアイズ「スパスパ・アタミ」
(44年デビュー。とっちらかった印象。)

宮西渡とザ・スナッキーズ「酒場の女」
(謎の未認定GSに詳述した。シングルが二枚ある。いくつかのバンドと関係があるようだ。宮西渡って不祥事事件後の加護亜依の事務所の社長と同じ名前だけど同じ人なのかしら。)

竹内徹夫とザ・スプーニイズ「愛のなみだ」
(43年。テイチクのグループ。未聴。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/sprenders.jpgスプレンダーズ「はなればなれの唄」
(45年。シックス・ロマンの発展。この歌のサンプル盤ではシックス・ロマンと明記されているので、この歌が出るぎりぎりぐらいに改名したようだ。出自のハワイアン色の全くないR&Bムードコーラス。B面もいい歌。島健治・郷一郎・中山晋・菊池博・山田耕治・奈部川宏二)

水上たつみとスペース・チャイルド「ひかりと影の中に」
(歌謡ポップスグループ乎。サマーズやヤンガーズといった若手のGSとの共通性を感じるボーカルとコーラス。曲の方は尺八の使い方が強烈なグルーヴィーなもの。ルーパー6の後身。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/sishimatoshio.jpg三島敏夫とそのグループ「女って可愛いね!」
(43年デビュー。ボーカルのベテラン・三島を中心としたハワイアン系バンドだったが、結局演奏陣は何やかやあって後期松平直樹とブルー・ロマンの土台となった。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/oiroketeichiku.jpgダイヤモンドファニー「今宵のしあわせ」
(42年デビュー。珍しい女性だけのムードコーラスグループ。(上の画像の真ん中の6人組。)過激なスチールギターを中心すえたサウンドでウクレレシスターズあたりの音に極めて近い。少なくとも2枚のシングルをリリース。糸野るみ子、杉ふさよ、宮脇珠里、柏原玉枝、藤さゆり、黒木ゆみ子。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/darkfellows.jpg小松おさむとダーク・フェローズ「小雨のアムール」
(42年デビュー。「男のいない国へ行きたいな」で間抜けなコーラスを披露したグループとしても有名だが、「小雨のアムール」「一夜城ブルース」などオリジナルは手堅い名曲が多い。実はデビューまでえらく苦労したらしい。前川清がクールファイブに入る前にこのバンドの曲をレパートリーにしていたことでも有名。その意味ではムードコーラス界のザ・キングスメンみたいなものである。70年代の声は聞かず。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/darkhouse.jpg平和勝次とダークホース「宗右衛門町ブルース」
(平和勝次は平和日佐丸ラッパのラッパと一緒に漫才をやっていた人だが、歌手へ転向、戦前以来の伝統のある(松竹系)あひる艦隊のメンバーらと共にダークホースを結成した。47年に「宗右衛門町ブルース」で大ヒットをかっさらい、以後も大阪をテーマにした曲などをリリースしたが、グループ自体は僅か二年と長くは続かなかった。「五人の女」はお笑い上りの面目躍如。平和勝次はこのあとモンローズと一緒にレコードを出しているが、あれはムードコーラスといえるのか疑問。平和勝次・坂東春彦・藤川猛・源五郎・中川ヒロシ。たまに再結成して音源を吹き込んでいる。)

ダスター・ポット「女学生への手紙」
(46年デビュー。典型的ボーイズグループ。ドリフターズ風の曲は果たしてよかったのだろうか。メンバーは岡本圭二とバラクーダへ繋がっていく。)

並木ひろしとタッグ・マッチ「めぐり会い」
(48年デビュー。ぴんからをおん出た並木さんのリベンジバンド。ヒット曲も複数あるが東宝レコードなのでCD化が難渋している。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/charmechos.jpg吉田ヨシオとチャームエコーズ「長崎おんな」
(マイナーレーベルだが、いい湯加減。少なくとも2枚のシングルがある。ローヤルからシングルを出したムードコーラスグループは三つしかないようだ・金森稔・真田滋・永野豊・吉田禎夫・海幸一・福島徳明)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/dicks.jpgザ・ディックス「ちょうど四つの頃でした」
(もとシャープ・ファイブ三根の作った、日本情緒あふれるというかそれしかないというか、三根がいる必然性があるのかわからないバンド。ギターはどこへ行った。ボーカルは本名・ジョージ三宅なのになぜ芸名フレディー?三根信宏・フレディー・マイク馬渡・北川光博・江口公人・原島実)

松原隆と東京エコーズ「雪の新潟空港」
(ついに単独曲もCD化!テイチクでバイプレーヤーとして活躍した名グループだが、どうも本人たちの特性と正反対の曲が多い気がする。ファンタジック東京の「島を愛する」は彼らがオリジナルとしているサイトもあり、どう見てもエコーズと同じ写真が使われているから彼らの後身か。44年から46年にかけてレコードリリースがある。えらくマイナーな兵隊ソングを集めたアルバムがリリースされている。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/tokyoclistal.jpg東京クリスタル「誘惑」
(59年デビュー。ムードコーラス版狩人。実はリック&ボビー→グラスロードの更に後身。)

みや知美と東京スキャンダル「お嫁さんにしてね」
(45年デビュー。全然印象がない男性ばかりのグループ。)

谷俊之と東京ナイツ「池袋ナイト」
(49年ごろ。ベテランテナーサックス率いる若手主体のバンド。ピアノの人は木琴もやる。谷俊之、富岡政男、山岡福正、広田まどか、柴田松広、すがゆうこ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/tokyonights.jpg翠川文夫と東京ナイト「金華橋ブルース」
(なんで東京と名の付くグループは地方のご当地ソングで名前が残るのか。リーダーは流しからグループへの変わり種。46年デビューであたりがやたらにソフトなバンド。少なくとも2枚のレコードがある。翠川文夫、横田昇、花井旭、上野正行、島英樹。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/tokyo99.jpg沢ひろしとTOKYO99「愛のふれあい」
(名前の通りもちろんセルメンフォロワー。43年デビューだが45年にはレコードのリリースは既に途絶えている。典型的一発屋だがその足跡は意外なほど大きい。珍しくピアノを大フィーチャーしたサウンドで移植。トリオ・ロス・ペペスに発展。沢ひろし・田森輝彦・佐々木英世・細川通。沢ひろし氏は自身のサイトがある(あまりうちのサイトに満足しておられないようだが)。美森あきらとニューパートはこのバンドの系統。)

東京フォーカード「女のしぐさ」
(インディームードコーラス四天王の一角。ワウギターとファルセットで押しまくる韓国のGSのようなサウンドは必聴。ある人曰く、今「女のしぐさ」のレコードが出てくれば10万円の価値があると書いていたが、そこまでではないが、傑作ではある。)

東京モナルダ「神戸で別れて」
(44年から46年にかけて活躍。ビクターでマヒナなき後の一時期にヒットを数曲出してムードコーラスの灯を繋いだ三人組ラテングループ。なぜか神戸にまつわる曲が多い。少なくとも4枚以上のシングルがある。古賀政男のギター教室に通っていた人たちで、本当はフォークがやりたかったのではなかろうか)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/tokyolovecall.jpg高瀬みのると東京ラブコール「ハーさん」
54年。レコードジャケットだけはメジャー級に有名だが中身はあと一息がもどかしい。ニュードライボーンズの発展らしい。高瀬みのる・長嶋あきら・岸澄夫・島正勝・愛川みさお・吉田重人。)

東京ルナルース「そんなにみつめないで」
(44年。ラテントリオ。シングルを全く見ないので発売中止にでもなったかと思っていたが、この間無事発見した。LPあり。指導者をやっていた人たちの集団で、このバンドのあともコーチなどをしていたそう。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/romanchica.jpg鶴岡雅義と東京ロマンチカ「小樽の女よ」
(41年にデビューした超メジャーグループ。しばらく低迷したが「小樽の女よ」が大当たりし人気バンドの仲間入り。ヒット曲が多い。凄腕のレキントギターと美声が絡むムードコーラスの完成形の一つ。沈鬱な曲から弾けまくった曲まで何でもこいの度量あり。もちろんラテン系のグループ。単にロマンチカという名前だった時期もある。夜のヒットスタジオのレギュラーで、コントなどを披露したりもしていたがなかなか評判が良かった。全盛期にテイチクからキットへ移籍しその後レコード会社を彷徨った。現在は歴代のボーカルを並べてテレビ出演したりしているなどなお血気盛ん。三条さんは最も上手いボーカルとして尊敬しています。鶴岡雅義、三條正人、有沢幸男、奥山章、山崎雅美、松田直也。(43年7月のメンバー。後にボーカルとして浜名ヒロシらが加入。))

山田実とトップ・ゴージャス「嫁津波」
(63年。実は米米クラブ。映画「山田村ワルツ」用の覆面グループ。米米の解散コンサートでも歌われた。)

鹿島伸とザ・トニーワン「みれん酒」
(歌謡浪曲を得意としたボーイズグループ。「みれん酒」は名曲とのうわさだったので聞いてみたところA面の「おんなの吐息」の方が全然凄い歌だった。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/tonosama.jpg殿さまキングス「恋は紅いバラ」
(宮路オサムの「芸術的な下品声」を大フィーチャーしたお笑いあがりのグループ。お笑いの魂を最後まで大事にしていたのは立派。佳曲多し。長田あつし、宮路オサム、尾田マサル、多田そうべい。何気にドラムボーカルだな。デビュー曲は45年、ポリドールからの「競馬ソング」(前後してアテネレコードからも色々とリリースしている。)だがビクターに移籍後に頭角を現し、3枚目の「涙の操」が超絶ヒットした。平成元年まではリリースが続いた。最近一挙に注目すべき曲を集めたCDが複数出されたが、ぴんからトリオと並びムードコーラスの存在意義の大転換した功績大。ロック界で言うところのラモーンズに相当するのでは。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/drybones.jpgジョージ山下とドライボーンズ「サヨナラ大阪」
(これぞ名グループ!ロス・プリモスのボーカル森さんがもといたバンド。名前はジャズコーラスっぽいし、実際そうなのだが、ラテンっぽい曲が多い。弾けまくった「おさけ」のオリジナルバージョンや女性の悩ましげなため息が充満している「サッチョンブルース」(最大のヒット曲でもある。)など注目トラック多し。「クラブがはねたら」という現代的なタイトルのオリジナルもある。少なくとも42年から50年の間は存在していた。ニュードライボーンズへ発展。島倉千代子版の「クラブがはねたら」などバッキングを勤めたレコードもある。)

ドラゴンズ「男の心」
(48年。三人組ボーイズグループ。)

トリオ・カバジェロス「二人の世界」
(37年。鶴岡雅義・赤松啓一・小田ケイイチ。職人演奏集団といったほうが実態に近い。)

トリオ・ザイゴンズ「四人の刑事」
(40年。幻の名盤解放歌集に入っている。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/triothemimic.jpgトリオ・ザ・ミミック「あなたの女で死にたいわ」
(長嶋茂雄や藤山寛美などのものまねを得意としていたグループ。漫才ブームの頃の人たちで、面白いが芸風が古くて驚く。名盤ではあるがルックスがこれ以上ないほど地味。現・サウンド・コピー。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/toriohapones.jpgトリオ・ハポネス「愛のかたち」
(45年デビュー。ラテン色のきわめて高いドリカムスタイルの実力派。スーパーグループみたいなもんだが、とにかく上手い。韓国で1970年代に活躍した日本人ラテントリオグループ、トリオ・ヤポネスとはおそらく別。セリア・オルダン、ハルキ・オーノ、タク・ニイボリ。セリア・オルダンは改名して現役。)

トリオ・ロス・コルドバ「鉄橋をわたると涙がはじまる」
(或いは有名なアチラのラテングループのことか。47、48年にリリースがある。)

トリオ・ロス・チカノス「時計をとめて」
(ここもラテンコーラスグループの色の方が強い。というかその道の第一人者だろう。昭和30年代からの名門。彼らの「コンドルは飛んでゆく」は破壊力がある。冥福をお祈りしたい。なお、一時期はペピータという女性ボーカルと組んでチカノスとペピータと名乗ったこともある。またデビュー直後には「トリオ・ロス・チカロス」の表記もある。また麻里圭子とのデュエット盤や東京キューバンボーイズとの競演盤など書く事項に枚挙に暇がない。鳥居三郎、飯田卓三、鈴木亮。鈴木のご子息がパパイヤ鈴木。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/triolosspepes.jpgトリオ・ロス・ペペス「愛のふれあい」
(TOKYO’99から沢ひろしが抜けたグループ。田森輝彦・佐々木英世・細川通。48年から翌年にかけてレコードをリリースしている。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/tricoroll.jpgトリコロール「あなた嘘つき」
(50年。ジェノバのソフト版みたいなバンド。我妻政吾(←本当は五に十って字だが出ない)・宮田浩二・尾山彰。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/nightssapporo.jpg岸田まさあきとナイツサッポロ「私のあなた」
(北海道のローカルムードコーラスグループ。なかなか上手い。)

堤こういちとナイトエコーズ「夜と蝶」
(45年。ありがちな名前だが下と同じグループと関連はあるのか?一枚屋でジャケットはすごいがA面はあまり大した曲ではない。B面は同時期のレーベルメイト、サムソナイツのサウンドに通じるものがある。)

藤野弘とナイトエコーズ「未練町涙町」
(不詳。55年頃にハコバンとかをやっていたマイナーグループと聞いた。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/nightjacks.jpg小川一也&ナイトジャックス「北国慕情」
(56年。バップのロマンチカフォロワー。小川一也・深井武・永松喜雄、豊田守、上原じゅん)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/nightknites.jpgナイト・ナイツ「哀しくなんかない」
(狙いがよくわからないデュオグループ。)

愛たかしとナイト・プラザ6「妻になりたい」
(48年。CD化されているが・・・。)

ナンセンス・トリオ「ざんざ恋歌」
(48年デビュー。「親亀の上に小亀を載せて」で一世を風靡した芸人グループ。)

ニック・ニューサー「サチコ」
(56年デビュー。所謂歌謡ポップスグループ。ルックスと演奏のキャップが激しい、もの凄く濃厚なバンドだが、ムードコーラスかというと微妙。福岡のダイニングバーのハコバンだったが大阪を歌った曲が何故か多い。もとディ&ナイツ田中収が作ったバンド。田中収、福田彰一、上原修、伊藤幸毅、相良宗男。平成に入るまで活躍していた。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/4season.jpgニューシーズン「別れても好きなひと」
(東宝のグループ。按ずるにハコバン系のグループではあるまいか。木村由男、叶大輔、稲垣元美、米倉純也、青山実、矢野義彦。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/newdrybones.jpg高瀬みのるとニュー・ドライ・ボーンズ「夜のヨコハマ関内ワルツ」
(50年。ドライボーンズの発展。東京ラブコールの前身。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/newpart.jpg美森あきら&ニューパート「銀座のボニータ」
(軽めのラテン。平成になってからのグループで、「銀座のボニータ」は滅亡寸前のムードコーラスの灯を守る渾身の名曲。tokyo99の流れらしい。)

榎谷おさむとニュー・フェニックス「いやだ公害」
(GSのザ・フェニックスやと同時期に活躍していたフェニックスっていうムードコーラスバンドとは無関係だそう。シャイアンエコーズが編成と名前を変えたもの。「いやだ公害」はブルース調の曲とぶちこわしの社会派啓発歌詞のミスマッチが見事。当時は自治体関係者などにしか売れなかったらしいが、名曲。元メンバーのぽっぽさま情報提供ありがとうございました。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/bardyculb.jpg岡田実とバーディークラブ「酔わせて」
(61年。ヤング・トーンズの後身。ヤング・トーンズ時代より後退した音楽性かと思わせて、いきなりオールディーズ風ポップスをぶち込んだりしてよく解らない。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/harbernights.jpg沢田あきらとハーバーナイツ「北物語」
(55年デビューか。下の発展。それにしてもこのランクのグループが延々と昭和50年代後半まで活動し続けているとは驚異だ。あのシェリー(←推定少女の片割れの母親)が一時在籍していたとは・・・。沢田あきら(沢田旭)、浜こうじ、谷秀信、宮内たつみ、本間新一、野島考一、井上純士郎、/シェリー。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/kmharbernights.jpg宮崎憲二とハーバー・ナイツ「人間砂漠」
(49年デビュー。強烈な詩の藤本卓也作品「愛の夜明け」等を残した典型的ムードコーラスグループ。)

三品くにお&ハーバーライツ「神戸物語」
(56年。実力派では有るのだが、いかんせんもう何もかもダメダメな・・・。三品国男、三品彰彦、パンチョ藤江、山村智美。三品国男氏は現役のラテンプレーヤーとして活躍中。あまりのミスマッチ感からすると山村はゲストボーカルかも。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/purplerain.jpg北条信吾&パープル・レイン「わかればなし」
(54年。ジョイベルス東京の流れだが全然音が違う。TOKYO99とも関連か。北条信吾、竹腰忠則、井田弘光、島津克澄、福島克幸。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/okamoto.jpg岡本しょうじ&ハーモニー「よわむし」
(55年。いいかげんな名前だがすごいレベルの高いハーモニー。洒脱。B&B7の分派で、岡本しょうじはこのあとの昭和60年に岡たつやとして東京ロマンチカへ行った。なお、インディー盤も出しているしロマンチカ版の「よわむし」もある。)

高田耕とはじらいエコーズ「大平エレジー」
(46年ごろ?音薄。ボーカルへなへな。しかし故に胸に迫る。ムードコーラス界の「プディの詩」的存在。ボーカルが飯田の人らしい。) 

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/happyandblue.jpg敏いとうとハッピー&ブルー「よせばいいのに」
(46年デビュー。トシ伊藤とブルーキャンドルの発展。ムードコーラスの代表的グループの一つ。ある意味日本のレッド・ツェッペリン。(結成時)敏いとう・鳴海たかし・浅倉幸夫・石塚好一郎・上田けんいち・名取忠彦。(後期)敏、吉葉幸三、泉純也、松橋ひろき、伊藤重男、古賀正美、神戸日出男。元スクールメイツ・森本英世(新田洋としてタイガーマスクの主題歌を歌ったことでも有名。)の加入後ヒットを連発した。その後も巨人軍の元選手をボーカルに据えたり、元メンバーが性転換したり、特撮のひとがボーカルになったり現代まで話題にこと欠かないバンド。)

滝上景子とバナスターズ「好きなの神戸」
(44年。たしかボーカルの人はコメディアンに転向していたはず。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/hanabishiechos.jpg花菱エコーズ「女の泣く町」
(43年デビュー。ロス・プリモスの分派。林家三平が、自分の家紋にちなんで名づけた。デビュー曲に至っては三平自身が作曲している。やや狙いがどこにあるのか不明な曲が多く、某ムードコーラス評論家からは「薄い」グループとして評価が芳しくないが、それもうなづける。品川芳輝、福田徳郎、大川光久、原田時美、藤村隆。のちのメンバーにはラブロマンスへ行く木谷力もいた。デビュー翌年にリリースしたものがラストシングルか。信楽順のデビュー作は彼らへ提供した曲と某ブログに有るが、これは誤りと本人に確認した。)

大橋節夫とハニー・アイランダース「倖せはここに」
(ハワイアンの大御所。説明不要。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/honeysecrets.jpgハニー・シークレッツ「にくい君」
(44年デビュー。筒美京平が曲を手がけたグループとして名高い大阪の六人組。泥臭いグループなのか洗練されたグループなのか時期によって大分印象が違う。ザ・レンチャーズの正体という説があるが、どうなのであろう。ポリドールのあとRCAへ移籍。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/hannysix.jpg三浦弘とハニー・シックス「今夜はオールナイトで」
(48年デビュー。ハニー・ロマンの発展。ミノルフォンからビクターへ。世が世なら大スターになっていたはず。いまだ現役だが、出し物の状況が複雑。ライヴでは混沌とした魅力があってカオスとはこのことかと思い至るときがたまにある。基幹10大バンドの一つ。メンバーはハニーブラザーズ依頼一緒。最近三浦弘が引退し三浦京子がリーダーになった。)

松本敏美とハニー・トーンズ「思案橋“空車”」
(43年デビュー。フィリップスのグループでコロラティーノによる思案橋ブームに乗りデビュー。矢野憲太郎とアローナイツの前身。松本敏美は現在も長崎で音楽活動を続けている。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/honeynights.jpgハニー・ナイツ「ふりむかないで」
(むしろダークダックスやサニートーンズあたりに近いポップス/コーラスグループ。発禁の「オーチンチン」の方が有名か。「妖怪人間ベム」や「ウルトラマンA」などの有名曲のほか「キャプテンナイス」などの番組挿入歌、各種CMソングなども必聴のこと。ビートルズや五木ひろしのカバーもしている。広い意味でのコーラスグループとしてはトップ級の実力を持つ。大好き。もっとも基本的にはムードコーラス路線は似合っていないが。メンバーの葵まさひこは日本のソフトロックやポップスの重要曲の作者として要チェック。ムードコーラスグループとしてはコロムビアとテイチクから歌謡盤が出ている。)

柴田晴代とハニー・ビーズ「今は好きなの」
(45年デビュー。ローズ・アンド・ビーズの発展。コロムビア。柴田晴代は女流ながらスティールギターの名手として知られる。)

三浦正弘とハニー・ブラザーズ「イヤイヤ東京」
(44年アロハ・ブラザーズにソロデビューしていた妹御の三浦礼子を加えた東芝のバンド。煌きなし。一枚で終わったらしい。ハニー・ロマンへ発展。)

三浦正弘とハニー・ロマン「おもいでの東京」
(46年デビュー。上の発展。「おもいで」シリーズが玄人筋に受けているらしい。クラウンのバンドだが活動期間はそれほど長くなく、48年にハニー・シックスへ発展。ハニー・シックスよりはバンドっぽい音。)

三上ツカサとハミング・バーズ「恋のティー・フォー・ツー」
(45年デビュー。有名な太田幸雄とハミング・バーズとは別のバンド。ソフト・コーラス路線の男性コーラス・グループ。GSとフォークとジャズコーラスとムードコーラスの丁度真ん中辺りにスタンスを置いたと思われるグループだが、コーラス力は高い。三上ツカサ、野島美樹(元ブルー・ファイヤ、のちヤング101)、エディ砂川、宮崎省治、いとう魔樹。)

ダニー飯田とパラダイスキング「甲府ブルース」
(伝統のあるポップスグループだが、昭和41年ごろ以降の約7、8年、即ち東芝時代の末期、クラウン時代、ソニー時代はムードコーラスグループとして良いと思う。佐野修や唱田久美子らのボーカルは流石に上手い。メンバー等は詳しいページもあるだろうからそちらに譲る。クラウン時代の何曲かはCD化されているが肝心の「甲府ブルース」はまだCD化されていない。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/hallonights.jpg山田修とハローナイツ「MISS YOU」
(平成時代。メインボーカルは大平サブロー。舞台の役柄だそうです。他に「亀座の女」など。曲の出来不出来が大きい。太平サブロー(=山田修)、ラサール石井、渡辺哲、有薗芳記、でんでん、小宮孝泰。)

浜マサヒロとザ・バーロンズ「もう泣かないで」
(リビエラ・シックスの後身。46年にテイチクからシングルがでている。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/punchers.jpgザ・パンチャーズ「可愛い女」
(49年。ミスター・オクレのいたグループ。(このグループの時にステージに遅刻するという持ちネタがあったためMr.オクレという芸名になったらしい。)まるっきり東野のソロなのが惜しい。東野俊介、ミーコ岩下、フラット三船、ナンバ四郎(=Mr.オクレ)、滝裕二。)

原トシハルとB&B(ス)「こころの恋人」
(43年デビュー。下の発展だが、歯切れが悪くなってしまったという感じが強い。夜のムードも歌えるようになったというのが売りだったが単なる歌謡化というだけのような気もする。相変わらずムードコーラスとR&B系GSの中間を狙ったようなサウンド。バンド名は英語で書くと「s」がつくが日本語表記だとつかないのでどうしようか困った。少なくともアルバム1枚シングル2枚がある。原トシハル、森田公一、佐々木洋一、園田永宏、原田邦夫、中山徹。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/bandb7.jpg原トシハルとB&B7「二人で踊ろう」
(41年デビュー。グルーヴィー・ラテン。すばらしい。ピンキーとキラーズのルーツの一つ。なぜかGS扱いされたりしているが。昭和40年の結成以来、原のボーカルを中核にジャズ、ポップ、ラテン、フォークと多彩なジャンルに挑戦している。なぜかイメージがえらく暗いのでもうちょっと明るい曲を歌っておれば歴史に名前を刻めたかもしれない。トニーズらと共に準GSとしてもよいかも。佐々木洋一、ジョージ浜野、日原ツトム、森田公一、松岡かおる、ビン松沢、原トシハル。ピンキラのメンバーやのちに作曲家として大成する森田公一が音楽的支柱として在籍していたグループ。やたらにシングルを出すスピードが早く42年に確認しただけで6枚ものシングルが出ている。上のグループへ発展。)

安田明とビートフォーク「ホイサッサ」
(ソウルとフォークと歌謡を合わせた独特のサウンド。歌謡曲のおもしろさを総なめしたような感のあるバンド。このランクのグループにも関わらず、復刻CDがあるので、有名。)

ヒマナシ・フォー「そんなに泣くなよ」
(広島地方の本格的コーラスグループ。この本格的は技術ではなく形態を形容している。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/beautifulroman.jpg秋しげるとビューティフル・ロマン「二人の新宿」
(「よせばいいのに」のオリジネイター。男性ばかりのグループとして結成され、自主制作で「雨に濡れて」を出したあと、52年に「よせばいいのに」でデビューした。ブームに乗るためにか途中で女性ボーカルが加わり、55年以降もぽつぽつとシングルをリリースし続けた。「二人の新宿」の時のメンバーは秋しげる(Vo)、沢よう子(Vo)、松井正志(G)、小山哲久(Vi)、中村勝美(D)、大塚正夫(B)、岡崎勝美(D)。その後沢、中村、岡崎が抜け、美加、西村良二、中田建治が加わった。沢はもと尾藤イサオ&ドーンのドーンとのこと。岡崎はブルースクリエイションの竹田和夫と同級生で一緒にバンドをやっていたりしたという。(情報提供・元メンバーの岡崎さま))

チコとヒューマンカンパニー「ウィスキーは嫌い」
(下と同じグループか?トリオでは結構期待されていたグループのようで、56年にドラマ主題歌を歌ったりしているが・・・。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/humancampany.jpgNAO&ヒューマンカンパニー「ヨコハマ物語」
(典型的歌謡ポップスグループで恐らく上のグループの発展。ボーカルの声が内藤やすこっぽい。手工業的色彩いや高し。メンバーの吉本暁弘は元ジュークボックスで、現在もヒューマンカンパニーという事務所で社長をやっている。。)

ぴんから兄弟「ひとり酒」
(ぴんからトリオの分派。極めて演歌。)

宮史郎とぴんからトリオ「女のみち」
(漫才上がり。47年に空前絶後の大ヒットを飛ばしたが翌年ぴんから兄弟とタッグマッチに分裂。宮史郎、宮五郎、並木ひろし。ムードコーラス界にとってロックにおけるセックスピストルズに相当するグループ。)

ザ・ぴんぼけ「盛り場怨歌」
(51年デビュー。ボーイズ。メンバーの一人はモダンカンカンへ。)

ファイブ・キャンドルズ「アイ・ラヴ・ビイ・ビイ」
(43年デビュー。一枚目はGS。ファズバリバリ。つーか最初から最後まで実はGSな気もする。但し「日本ロック紀」には載っていない。少なくとも45年までは存在。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/fivejacks.jpgファイブ・ジャックス「めぐり逢うのが遅すぎた」
(45年。GSリバティーズの後身。ムードコーラスとグループサウンズとソフトロックと喫茶ロックの間を揺れ動くマージナブルなグループ。ソフトコーラスとはこれのことか。ブルー・シャンデリーも見よ。一年ごとに名前とレコード会社が変わっているのは実力があったということなのだろうが・・・。)

島望とファンタジック東京「島を愛する」
(46年。曲を聴く限りではレーベルメイトの東京ロマンチカをかなり意識しているようだが・・・。案、松原隆と東京エコーズの前身乃至変名か。)

アンディ鈴木とザ・フェニックス「ポート・ヨコハマ」
(
43年。もとコニーアイランダーズの鈴木が立てたバンドでナイトクラブなど活動していた。GSやイージーリスニングの同名バンドやニュー・フェニックスとは無関係のグループ。43年にソロなのかグループなのかよくわからないシングルを出しており、同じような形態でもう一枚シングルがある。アルバムがあるそうだが、関連楽曲のリリースなど謎だらけのバンド。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/forcasbro.jpgザ・フォーカス・ブラザーズ「いとしい人へ」
(44年。GSでもムード歌謡でもないコーラスグループを目指していたとのことだが、どう聴いてもムードコーラスなのでムードコーラスに認定。井上達彦著「新宿ACB」(講談社)と言う本によれば、同時期のGSハーフ・ブリードやブルー・シャルム、フィ・フィ・ザ・フリーらとともにソフトコーラスバンドとして認識されていたようだ。藤山晴美・原つよし・司敏男・藤原弘・山本正也。一曲CD化されているが、それ以外も素晴らしい曲。)

ザ・フォーク・アイズ「東京の霧の中で」
(未聴。44年。)

フォーコインズ「バンガの森」
(ムードコーラスとは異質の本格的コーラスグループ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/blackjack.jpgブラックジャック「風のいたずら」
(51年。兄弟デュオ。牧伸二の「ソウルそれはないじゃないか」のバックと同じ人達なんだろうか。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/planets.jpg三浦みちゆきとプラネッツ「別離のかたみ」
(41年デビュー。キングの中堅グループ。キャッチフレーズは「・・・女ごころの情感を甘くせつなく歌う話題のフレッシュ・ボーカル・グループ」。慶応大学のエレキバンド、プラネッツとは別。ラテン系でまったりした演奏とダイナミックな歌唱の対比が見事な曲が多く「おんな」シリーズに執着していた。後期はポリドールへ。少なくとも45年まではシングルあり。三浦みちあき・根本博・小野寺康臣・月城京・築山嘉胤・大川栄・風間徳雄。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/frowernights.jpg青島正志とフラワーナイツ「雪花の恋」
(63年。・・・いくら何でもこれではなぁ。投げやりな演歌。)

オギノ達也とフーリンカザン「ラスト・タンゴ・イン・パリ」
(48年。荻野達也とバニーズの発展。メンバーにはもとリンガーズ明田川も。未聴だが、ブラスロックとムードコーラスを合わせた果敢なサウンドとのこと。)

(亀田四郎と)ブルーエコーズ「相模湖ブルース」
(40年前後。初期のハワイアン系マイナーグループ。軍歌の「日本海軍」を吹き込んだこともある。若若しいがやや完成度が落ちる曲が多い。)

西林一成とブルーエンジェル「あなたに生きる」
(インディーグループ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/bluecallot.jpgしん&ブルーキャロット「君」
(44年。何故か「キューティーポップスコレクション」で聴ける。雰囲気はあるけれど・・・。つーかGSなのかもしれない。ボーカルはこのあとソロデビューしている。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/bluecandle.jpgブルーキャンドル「おんなの後悔」
(編曲まで自分たちでやる割に物凄い貧乏っぽいジャケットが泣かせるグループ。柳かずひろ・田口明光・三木勇二・住野太郎・浅田三千夫・平尾二郎。これでも東洋企画所属。最初はキャニオン所属で自主制作盤を一枚はさみビクターへ。)

敏いとうとブルーキャンドル「誘惑」
(44年デビュー。ハッピー&ブルーの前身。デノンから少なくとも2枚のシングルを出している他キャニオンからテープを出している。殿さまキングスとのミート・アルバム「宴会ソング大行進」を出しているブルーキャンドルはおそらくこのグループ。)

ミスター岸本&フルコーラス「気まぐれ女」
(インディームードコーラス四天王の一角。B面の「ストレンジ・エナジー」が有名。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/blueshandely.jpg新城健とブルー・シャンデリー「さいはての涙」
(46年。トニーズ→リバティーズ→ファイブ・ジャックスの後身。「勇気あるもの」からは考えられないディープな演歌唱法だがこれはこれでかっこいい。解放された。新城健・秋元栄治郎・芝宏二・栗原嘉明・杉本哲章)

冨内ひろしとブルー・シャンデリー「寝顔」
(56年。ユピテル。藤本卓也作品をやっている。上のバンドとはおそらく全く別のバンド。少なくとも二枚のシングルがある。)

矢本浩二、石黒勝とブルースターズ「ネオン街慕情」
(未聴。46年ごろ。下と同じバンドなのかなぁ。)

レイ斎藤とブルースターズ「古いギター」
(44年。沈鬱!名曲!スチールギターの緊張感が素晴らしい。同名のハワイアンダンスチームがあるようだがおそらく無関係。44年ごろ。調べたら平成24年にライブをやっていて驚いた。「姫路の夜」はインディー盤とメジャー盤がある。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/blueseven.jpg佐藤よしおとブルー・セブン「新宿発23時50分」
(51年。淡いのに業の深さが際だつ、技術系のグッドバンド。この曲は正統派ムードコーラス屈指の名曲。ポリドールがちゃんと復刻リイシューをしていたらおそらく再評価もあったのだろうが・・・。)

古城たかしとブルー・タッシュ「東京の夜に泣いている」
(46年デビュー。フォークグループのジュンジュンらと共に中川秀夫の影響下にあったといい、初期の京都レコードの関係者であるらしい。関西ナンバーワンのロックバンドだったらしい。全然ロックを感じない・・・。複数のシングルがある。46年頃のバンドなので何でニューロックなりブルースロックなりをやらなかったのか全く不思議。結局二枚目はロマンポップスと名乗り、そこで打ち止めになった。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/bluetrain.jpg最田紀彦とブルートレイン「函館ブルース」
54年から56年にかけて活躍したトリオのムードコーラス。はっきりいってどの曲も完成度は高くないが狙いは痛いほどわかる。殆どの曲でボーカルのキーがあっていないというのは、しかし、何か拠所ない原因があるのではないか。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/fullsails.jpg南有二とフル・セイルズ「おんな占い」
(泡沫のスター。ここまで忘れられてしまうとは・・・。艶のある低音ボーカルとファルセットの入ったバックコーラスが60年代のムードコーラスブームの熱気を今に伝える。R&B色が強い。「おんな占い」のジャケはマストとされる。実は意外に息の長いバンドで45年のデビューから少なくとも56年まではバンドが存在しており、そのまま続いているのかわからないが一応今もバンド自体は残っている。南有二、吉田光夫、小野文郎、春山真範、津村季良。)

原イサオとブルー・ファンタジー「お願いおしえて」
(46年ごろ。ハワイアン系か。よく知らないが、関根恵子のシングルのバックを勤めているものがあるらしい。大映のグループ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/bluebell.jpgザ・ブルーベル・シンガース「昭和ブルース」
(44年デビュー。典型的一発屋。明治学院大生を中心とした学生グループ。歌謡曲とフォークの中間を狙っていたらしいが、音はどう聞いてもムードコーラス。そのうえたまにGS扱いされたりしてしまう厄介な連中。しかも曲発想はカレッジフォークのそれだったりする。なお、昭和ブルースのジャケは本人たちではありません。リリースの履歴にはいろいろと新路線を模索した跡がある、というか迷走したとしか言いようがない。岩崎稔、福家暢夫、関本裕司、笹島良一、林健一、井野信義。「月光仮面の歌」をリリースした頃には3人になってしまっていた。46年末には名を聞かず。井野は現在もジャズベース奏者として活躍。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/blueroman.jpg松平直樹とブルーロマン「幸せになってね」
(松平直樹・藤たけし・倉一・西田憲夫・中西五郎・中川ジュリア。GSで言うところのダイナマイツみたいな、カルトムードコーラスの象徴の位置になってきている気がするが、そこまでは・・・。後期は事実上三島敏夫とそのグループの発展。なんだかんだと45年から10年以上も存在していた。レコード会社を移籍しまくっていて何だかよくわからない。)

都川弘とブルーロマン「夜の鳩」
(43年。上とは別のバンド。すぐにプレイファィブに。)

ブルー・マグノリア「夢は夜ひらく」
(ミュージック・ソーを駆使したアルバムを残した男一人女五人のコーラスよりグループ。なんとフィリップスレーベルで世界発売されたという。歌謡情緒は皆無でもっさりしていながら恐怖感すら感じさせる湯煙コーラスは印象深い。松宮冬樹、清水葉子、榎本晴乃、古屋芙子、畑南海枝、河野よし子。)

ブルー・ワゴンズ「手のひらの幸せ」
(44年。東芝のグループ。よく知らない。カントリーグループか。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/playsmen.jpgトシ伊藤とザ・プレイズメン「新潟ブルース」
(42年デビュー。ミノルフォン。ハッピー&ブルーの前々身。純粋なハワイアンバンドとは違う第二世代のグループながらもマヒナスターズの影響が強く見られる過渡期のバンド。映画「喜劇初詣列車」で演奏シーンが見られる。ジェノバに行く西田が在籍していた。)

小原真治とプレイ・ファイブ「女がひとり」
(都川宏とブルーロマンの発展。44年だけでも複数のシングルあり。)

ザ・ブレッスン・フォー「この愛に生きて」
(サニートーンズが発展した本格的コーラスグループ。)

古谷充とザ・フレッシュメン「テスト・パターン」
(ムードコーラスというよりジャズバンド。とても趣味が良く、時代の割に洗練されている。エレキバンドの同名バンドとは別。ジャズバンドとして単独CDが復刻リリースされている。ボサノバ・フレッシュメンという名義でアルバムも出ている。30年代からレコードあり。)

ベイ・シンガーズ・ファイブ「エンドレス・ラブ(愛は永遠に)」
(47年。おそらく三枝伸門下を集めた男女混合グループ。又はスタジオミュージシャンの変名。ファンキー、ソウルフル。というかムードコーラスじゃないな。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/baybeats.jpgベイ・ビーツ「愛のモトマチ」
(44年デビュー。半分GS。ファズギターを駆使。ボーカルはもと一人GSの小鹿さおり。三枝伸を中心とした事実上デイ&ナイツの後継グループ。所謂歌謡ポップスグループの典型例だが、僅かにシングル二枚を残しただけで終わった。デビュー曲「愛のモトマチ」は小ヒットした。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/bayblues.jpgベイブルース「夫婦きどり」
(漫才。「大阪で生まれた女」みたいな歌だが見事にオトす。コミックソングの鑑。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/bestsellars.jpg山川登とベストセラーズ「なみだ街」
(51年デビュー。これはめったにないかっこいい演歌。絡みつくサックスとねとねとした熱唱がきらりと光る。一方「ガッカリしてるの」では軽妙なところを見せた。いぶし銀のバンド。単に「ベストセラーズ」と言う時代もある。50年代前半にレコード会社を渡り歩きながら活躍し、大きなヒットこそなかったがムードコーラスの中では無視できない一派を形成している。徳永国昭、村田藤彦、中屋ひろみ、柴田豊、細川忠興、滝沢ひろし、山川登。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/bellsiyu.jpg松橋ヒロキとベルサイユ「人の妻ゆえ君ゆえに」
(55年。なんちゅう名前だ。って買ったレコード屋の横が「ベルサイユ」っていう美容室だったので驚いた。クリスタル・レインから流れ、ハッピー&ブルーへ。)

ボギー・ペース「わたしなんなのさ」
(50年デビュー。アイドル・フォーの後身。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/meibanvic2.jpgホームクッキーズ「うちの家族は女の天下」
(45年。そんなにすごい曲かね、これ。ドラマがらみ。)

ポンコツ五重奏団「お別れズンベラ節」
(ボーイズで名曲だがどういう人たちなのか今ひとつよくわからない。)

ボンボンボン「いとはん」
(46年。コミックソングで、オーケストレーションが凄すぎて何だかわからないが大学生のフォークグループのようなのりなのでカレッジフォークなのかも知れない。)

マキとマッキーズ「あなたを知って」
(44年デビュー。退廃的なことこの上ない若手急造グループ。これならGSでよかったのでは。いい歌だけど。少なくとも二枚シングルあり。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/masters.jpgマスターズ「笑って−さよなら−」
(世紀末。ホスト系ではあるが、諸所破綻が目立つのが何とも残念。一転、ハニー・ナイツばりの特撮風楽曲も聴けたが、こちらはド迫力。メンバーの一人は明らかにベテランだが、後の3人は若手っぽい。)

斎藤不二男とマスタッチ5「さすらい未練町」
(彼らもかっこいい。度胸満点のボーカルが暴れまわる迫力のサウンド。五臓六腑か今気づいた。デノンのグループだが蓋しアメリカの新しいロックの潮流に影響を受けているのであろう。マスタッチセブンという名前からこの名前になり、昭和44年から46年にかけて活動した。ペドロ&カプリシャスのルーツの一つ。)

斎藤不二男とマスタッチ7「星がにじんだ夜」
(上を参照。適当過ぎるジャケットに涙。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/maharoechos.jpgマハロ・エコーズ「恋獄のブルース」
(これもマヒナの分家グループで42年デビュー。各グループのつながり加減はハードロックやプログレ以上のムードコーラス界。佐々木敢一・山田哲也・恩田幸博・和田光一・浦川博・ポールコンデ・収義典。一時期「サザエさん」で有名な宇野ゆう子がボーカルとして在籍していたときもある。シックな落ち着きがあるが、歌として素っ頓狂な題材が多かったのは無念。いたりいなかったりで佐々木敢一の活動状況がよくわからない。)

ミカ&マヒナ・アンクルズ「愛の夜ばなし」
(神野美伽のバックをマヒナがつけた企画ものの時の変名。シングル、アルバム一枚ずつあり。マヒナスターズの項を見よ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/mahina.jpg和田弘とマヒナスターズ「泣かないで」
(33年の「泣かないで」が歌謡コーラスグループとしての最初のリリース。小山田圭吾のおやじ(三原さと志)がいたグループとして有名。ムードコーラスのプレスリー的位置づけ。このバンドがいなかったらムードコーラスは誕生していなかっただろう。ただ、私は、このグループはプレムードコーラスとでもいうカテゴリにするべきであってムードコーラスとは言えないと思っている。哺乳類方爬虫類みたいなもんである。ビクターからはじまり東芝、キングとレーベルを流浪したが、独特の非ムードコーラス感は変わらず。メンバーの流動が激しく、一時期同名で分裂するなどしたが、オリジナルメンバーらによりいまだに活動中。和田氏のご冥福を祈る。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/marinblue.jpg森田圭悟とマリンブルー「ミッドナイト・タウン」
(58年。珍しいバップのムードコーラス。カラフルなコスチューム。するりと手許から抜けていくようなどうしようもない軽さが妙味。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/maron5.jpg高橋文雄・マロン・ファイブ「君は帰らぬ南洲の人」
(44年。ムードコーラスの極北の一つ。ハイトーンのボーカルに地獄から沸き返ってきたようなバックコーラスが絡む戦慄のサウンド。真にいい歌だが、一時期黒沢進先生の本に載っていないという理由でプレミアがついていた(現在の版には載っている)。ケメとか泉谷しげるのシングルならともかく、エレックだからといって5000円もするのは異常だ。バンド名はリーダー高橋のニックネーム、クリチャンから。徳田淳・高橋文雄・大城正信・山本晟夫・関健志)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/musicallboys.jpgミュージカルぼーいず「雨の出逢い橋」
(46年デビュー。名前のとおり、ボーイズ。「赤塚不二夫ソングブック」という事実上彼らのアルバムがある。志村としお・ジャンボ具志けん・望月けん一。意外にレコードが多い。メンバーの一人が今バラクーダにいる。)

栄はじめとミラクルセブン「ボンボン小唄」
(43年デビュー。男女混合のハワイアン系グループ。ギャランティに通じる湯加減。B面の「サンセットブルース」ばかりが繰り返しCD化されているが、A面の方が情緒深い。一応ヒット曲ではあるがレコードはこれ一枚、と言われて来たが実は少なくとも3枚リリースしている。)

茂田武人&ムーディーガイズ「今夜は二人のオールナイト」
(不詳。未聴。)

山下洋治とムーディスターズ「博多の雨は」
(39年デビュー。先進的なサウンド。ビブラフォンなども入ったジャズ系ムードコーラスの先駆的存在。初期には東京ロマンチカへ行く三条正人も在籍していた。山下はスチールの名手として定評あり。ホスト系ながらよく立ったリードボーカルが異例。一人曰、ムードコーラス王国クラウンのムードコーラス第一号という。他に「夜の甲府」「ブン屋小唄」など。少なくとも48年まではレコードが確認できる。)

ザ・ムービートーンズ「幸福」
(41年ころ。不詳。未聴。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/memorys.jpg中西五郎とメモリーズ「深夜旅情」
(56年。このレコードはハッピー&ブルーらと競作になったが、レコードを聴いてもどんな音楽がベースになっているかはともかく上手いのか下手なのかもわからない。中西五郎、伊藤有人、天野浩二。この天野さんっていまシャープファイブにいる天野さんと同じ人なの?)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/melodyqween.jpg風間ひろしとメロディー・クイーン「君が欲しい」
(51年。駄目男バージョンの方の「君がほしい」。情けなさとディープさが同居。)

ザ・メンズ・トリオ「おてもやん」
(46年デビュー。ファンキー・グルーヴNO.1。ナカ良孝・ケンタッキー福間・アダモ川崎)

灘康次とモダンカンカン「新宿酒場」
(説明不要の名ボーイズ・グループ。50年から数年おきにレコードがリリースされている。)

平和勝次とモンローズ「夜の蝶」
(49年。ムードコーラスじゃないと思う。シングルは何枚かあるようだ。ダークホースよりは後の時代。平和勝次・みえ薬丸・レイアンナ)

大和魂「つよがりを言わないで」
(三人組。テンプターズがムードコーラスになったらこんな感じになるのではないかという曲。なんとなくボーイズ臭がする・・・。)

岡田みのるとヤング・トーンズ「広島ブルース」
(ソ連巡業したコロムビア、ビクターのラテン系中堅グループ。自身の曲よりも島倉千代子の「ほんきかしら」のバックをつけたことで有名。自身の曲はビクターから出たが、「広島ブルース」は折り目正しい名曲。単体デビューは43年だが37年から活動実績がある。バーディークラブへ発展。)

ヤング・フォーカーズ(やんぐふぉーかーず)「おとこ峠」
(41年頃のキングのグループだが良く知らない。名前はフォークの人たちなのだがさて・・・。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/yoisho.jpg酔笑「OH!そうだ・ベアー」
(63年。吉幾三プロデュースの訳のわからんバンド。北海道に関係あるダンス&コーラスユニットか。ジュン・セシタ、クニオ・ナリタ、ジュンペイ・ミナミ、ヒデ・カワムラ、ヒロ・オオタ(何故かローマ字表記))

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/yokohama7.jpg中川あつしとヨコハマ・セブン「まぼろしのブルース」
(56年ごろから。歪んだギターがかっこいい。ボーカル自体は軽やかだか、素材が余りに重い。恐ろしいことにかなり後期まで存在していた。まだ存在しているが、これは中川あつしの子息二人がその名前を受け継いだ歌謡デュオ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/ryracks.jpgライラックス「竿灯まつり」
(クリスタルレインやハッピー&ブルーの元メンバーが結成した事実上最後のムードコーラス。当初は三人組であったが残念ながら一人ご逝去し二人組みに。曲はいい歌もあるのだが、やや淡白さが目立つ。現役バリバリのバンドなので今後に期待。「イラワジ河」という曲を出しているが、曲はともかく題材が突飛で宜しい。)

ラ・カンパーニャ「みなと長崎」
(47年か。デビュー曲「幸子」(ニック・ニューサとは別曲)はロス・プリモス風だが極めてレベル高し。この「幸子」はレコードマンスリーには「覆面コーラスグループ(男性)」とあって実際にグループ名のクレジットがないが、もの凄くいい曲。リリースされた経緯がよくわからないのはともかく間違えるはずのないレコード会社のロゴが誤植されている。名前からしてラテンバンドだろう。)

江藤政勝とラ・セーヌ「小雨の慕情」
(44年。広島のインディーグループ。たまたまメジャーで録音を残せた幸せ。江藤政勝・田中末雄・黛芳郎)

高宮啓とラブサウンズ「過去」
(50年デビュー。ワイン&ローズの前身。二枚レコードを確認。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/lovesantos.jpgラブ・サントス「ケ・ポニータの恋」
(55年デビュー。クールファイブ/アローナイツのフォロワーなのだが、ラテンっぽい曲の方が全然はまっている、というか実はラテンバンドの出身。活動期間も長かったらしく、アルバムも出しているが復刻は進まず。青山実・佐藤豊・坂下恵一・樋口司郎・安富寿一・幹山恭市。幹山の髪型・・・。)

ラブ・スマイル「我が人生の過ち」
(49年。未聴。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/loveromance.jpg南部直人とラブ・ロマンス「あなた横浜わたしは神戸」
(51年デビュー。それなりに独自の色を出そうとしていることは解るクールファイブのフォロワー。かっこいいがヒットにはあと一押し。ボーカルはもと花菱エコーズ。南部直人はサラリーマンとミュージシャンを両立している人として最近もマスコミに露出している。)

浜マサヒロとリビエラ・シックス「忘れないでね」
(44年。テイチクのグループは本当によくわからない。単独デビューの前に松尾和子のバックをつけたシングルがあったはず。レコードを聴く限りでは特徴らしい特徴がない。)

伊藤素道とリリオ・リズム・エアーズ「リトルダーリン」
(わが国のロックコーラスグループの嚆矢。)

ザ・リンクス「山口の夜」
(GSなのかフォークなのかよくわからない山口の地方グループ。昭和40年代どころ60年代に届こうというところでレコードを出している。地元では有名。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/lunajena.jpg渚一郎とルナ・ジェーナ「女ですもの」
(42年9月に結成されたR&B系GSのザ・ホークスが翌年1月にマヒナスターズの渚一郎(元々はブルージーンズのシンガーだった人。)と合体して生まれたハイブリットバンド。多分宣伝用の話だと思うがホークスの面々がたまたまマヒナのステージを見て感動し、楽屋に押しかけたのが結成の切欠。44年1月にRCA邦楽第三回発売として「銀座の恋をサッポロに」でデビューした。出自は異なるがクールファイブと同系統の音の印象があるバンド。確かにR&Bと言われればR&Bではある。中でも「夜の銀座と長崎と」はクールな名曲だと思う。渚一郎・浅丘省二・南条ひとし・高城浩行・須藤圭一)

小川正美とルナ・ロッサ「ふりむいてみても」
(46年ごろ。クールファイブが売れたどさくさにRCAからアルバムを出した若手グループ。しかも楽器編成からみるとレコードは普段のステージとは全く違う音を出していたと思われる。もしかしたらGS流れかもしれない。小川正美・橋本海彦・風間徳雄・涌井幸治・田中哲也)

ゲーリー高木とルーパー6「東京の人」
(45年。俺の大学の時の想い出の曲。ソウルフル!ゲイリー高木・須賀五郎・三好淳・水上たつみ・司ゆうじ・水木ひろし・根本秀一。スペースチャイルドへ発展。加藤和彦が絡んでいたりしてよくわからない人脈があるから本来はムードコーラスの系統じゃないのかも・・・。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/layshallman.jpg滝沢ひろしとレイ・シャルマン「抱いてよ」
(62年ごろ。ベスト・セラーズの流。これも最末期のグループ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/rainbow.jpg栗田一美&レインボー「浮気ならいいわ」
(見た目はこれぞムードコーラスグループなのだが、音の方はぼちぼち。楽曲に恵まれなかったのか勘所が悪かったのか・・・。メンバーの藤田は現役。)

レオン・ナイツ「アングスティア」
(45年。よく知らないが、キングのラテン系グループだろう。)

レツゴー三匹「新地ワルツ」
(説明不要。)

ジョージ杉村とレッド・ミナーレ「おさけ」
(46年。これもファンキー。変名グループらしい。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/royalknites.jpgロイヤル・ナイツ「四季の歌」
(ハニー・ナイツと並ぶトップ・ポップ・コーラス・グループで昭和30年代からの長い伝統がある。ロシア民謡上がりらしい。松川義昭、勝山邦夫、牧野俊浩、佐々木襄。佐々木はブレッスンフォー(サニートーンズの改名)のメンバーと合体して今に至る。)

ローズ・アンド・ビーズ「憎い雨」
(44年。大映のグループで女性ばかりのバンド・ハニー・ビーズが43年に改組、44年にデビューした。意外にもしっかりとした男声ボーカルを真ん中に据え、周りをがっちりと綺麗なハーモニーで包んだサウンドが聞ける。柴田はスティールの名手として名をはせているのでハワイアンを中心としたレパートリーだったのだろうが、シングルはスティールが入っているもののロス・プリモスを意識したと思われる曲でどういう戦略をとろうとしていたのかよくわからない。柴田晴代、樹谷淳宣、岸田政昭、岡村佑(右。のちパープル・シャドウズ)、加村雅弘。)

ロス・アンディーノス「アディオス赤坂」
(未聴。)

ロス・アンヘリトス「花はぬれている」
(44年。陽性の女一人男二人グループ。何枚かシングルがある。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/losindios.jpgロス・インディオス「コモエスタ赤坂」
(昭和30年代から続く、「知りすぎたのね」などのヒットを持つ古参のラテン系ムードコーラス。まったりとしたボーカルの節回しがのちのホスト系グループの基礎となった。息長く活動し、のちに女性ボーカルを加えロス・インディオス&シルビアとしてパープルシャドウズ(オリジナルは佐々木勉)の「別れても好きな人」をカバーしてヒットさせた。今でもメンバーを入れ替えつつ活躍中。意外にルーツに忠実なフォルクレーロ路線の曲が多い。ハープ等の楽器演奏にも定評がある。最初はキングレコード所属。棚橋静雄、チコ本間、秋葉洋、真谷剛、吉川祐二、巻島昇。本間氏はラテン楽器演奏の第一人者としてソロ活動もされていたが、最近逝去。)

ロス・オノデラス「アスタ・マニャーナ」
(44年。本格的なラテングループ。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/lostrosjpg.jpgロス・トロス「雨のモトマチ」
(44年デビュー。演歌的唱法と正統的ムードコーラス唱法が同居。シングルはもう一枚「雨よ今晩は」のほか、自主盤があるという。)

丸山修とロス・パリエンテス「今夜は何もいわないで」                                                                          
(44年デビュー。キングで何枚かシングルを出している大人数のグループ。印象が薄い。)

ロス・パリエンテス「冷たい人ね」
(45年。上の発展というか選抜というか。若手デュオ。山口すすむ・島ただし)

牧秀夫とロス・フラミンゴス「しのび逢い」
(昭和30年代から活躍するコロムビアのグループ。モダンフォークやムード音楽などの経験もあるという筋金入りのベテランバンドだが素養はラテンであろう。沢久美のバックをつけたことが有名だが、コロムビアがちゃんと再評価をすれば彼ら本体も有名になるであろう。一時解散したが、メンバーを代えて現在も活躍中。アルバムジャケットが「ディスカバー・カバー」という本に載っている。ジョイベルス東京と関係があるらしい。再評価が進みレコードは軒並みプレミアがついている。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/losplimos.jpg(黒沢明と)ロス・プリモス「ラブ・ユー・東京」
(41年デビュー。海外でもカバーされた名曲「ラブ・ユー・東京」でムードコーラスというものを確立したムードコーラス界のBOφWY。ラテンあがり。最初はモダンフォークとかを唄っていたりもしたが、ドライボーンズからボーカルに森聖二を迎えると全盛期を向かえ、長く一線級にとどまり、「たそがれの銀座」「雨の銀座」「さようならは五つのひらがな」「信濃川慕情」「ヘッド・ライト」などヒットを連発した。また、一方でコミカルな面も持ち「ディスコ鹿児島小原節」、「ラブユー貧乏」といった作品も残した。前川浩二、村山昭、森聖二、黒沢明、大川継信。44年からの10年間はクラウンからビクターへ移籍していた。リーダー黒沢が抜けるなどメンバーチェンジを繰り返しながらも、今も第一線で奮闘中。彼らの演奏場面のビデオを見たがクールでむちゃくちゃかっこよかった。なお、今のギターはもとハイソサエティの人。)

ロス・マチョス「別れ雨」
(ギター二人と女性ボーカルと言うスタイルのグループでトリオ・ロス・チカノスの弟子に当る。演奏と男性ボーカル陣は達者だが、曲の完成度に結びついておらない。昭和58年ぐらいのグループなので、現存のダンスチームとはおそらく関係なし。杉田輝昭、武田信一、越智伊津美。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/romanesk7.jpg久保内成幸とロマネスクセブン「蒸発」
(43年デビュー。元アロハ・ハワイアンズの久保内成幸が結成した大映のハワイアン系グループ。屈指のアシッド歌謡「蒸発」や典型的ムード歌謡「白いラブレター」、青江三奈との競作「札幌ブルース」等を残した。他のグループに比べ著しく和風度が低い。一般的なこのグループの代表作は「かに道楽」のCMソングか。コロムビア移籍後も「新宿エトランゼ」のヒットがある。森進一風の悶えボーカルとファルセットの対比が見事な作品が多い。大映のグループとしては著しくCD化が進んでいる。46年ごろ解散か。久保内成幸・佐藤慶三・高橋久・伊藤正己・橋本英男・渡部栄敏・鈴木和彦。久保内氏はいまハワイのほうで音楽をしておられるらしい。)

説明: 説明: http://korekaimashita.web.fc2.com/homepage/wineandrose.jpg青木健とワイン&ローズ「ふたりの灯り」
(53年。歌唱バランスの非常に優れたバンド。ルックスもイカス。麻生未耒はムードコーラスの女性ボーカルとしては屈指の実力あり。麻生未耒・高宮啓二・青木建・川上藤高・大木英伸・目黒教雅・重松正人)

ワイン・ローズ「なのにあなたは知らんふり」
(一人もナンバーの名前は被っていないが、顔が似ている人がいるので上のバンドの発展かも知れない。伊藤重昭・安藤大・海老名正一・鈴木健一・島貫裕司)

わかくさ演歌隊「初恋数え歌」
(46年。不詳。)

 

青木万之助とワルノリーズ「流れてしまったものは愛」
(宮西渡の系譜のインディーグループ。)

 


ラルクアンシエルとペニシリンも入れたいけどそれはさすがに世間が許すまい。

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