これ買いました13年10月

V.A/カルトGSモンスターズvol.1 ジェノバにしびれて

↑グッドデザイン

13.10.24

V.A

カルトGSモンスターズvol.1 ジェノバにしびれて

CD クラウン CRCP20278  GS界に新たな光がさしてきた。これでクラウンのバッキングもの以外の知られるGSの音源はすべてCD化されたことになる。
 Vol.1はジェノバ、クーガース、リンガース、レンジャーズ、スパイダースを収録。
 注目はジェノバの「ジェノバにしびれて」でイタリー調というか古いマドロスものというかとにかく不思議な歌。長年の謎、ジェノバって名前なのに何でサハリンにこだわるのか、も少し氷解。(ようするに何も考えてなかったのだろう。)「月光の歌」「小雨のシーサイド」もディープ。ある意味GSのオーパーツ。
 それ以外の初CD化曲では、リンガース「二人だけの愛のことば」は田中のボーカルが冴えるロック流れムード歌謡。レンジャーズ「君をしのんで」はセンチなレンジャーズが表に出た歌。「トゥインキー・リー」はオクラにならなくてもよかった出来。
 最後のスパイダースの各曲はサイケ風味で、井上のギターの弾きまくりとともに、とにかく田辺社長のドラムがかっこいいこと。
 すばらしい。
V.A

カルトGSモンスターズvol.2 シェビデビでいこう

CD クラウン CRCP20279  Vol.2はプレイボーイ、ターマイツ、ブルージーンズ、サムライズ、スパイダースを収録。
 プレイボーイの全曲がCD化されたのはめでたい。「恋をしようよ踊ろうよ」はアイデア倒れ。「パーティー・バイ・ザ・リバー・サイド」の歌詞はすばらしい。(けど曲が・・・。)
 注目はターマイツ「白鳥の涙」。メロディーは少し「悲しき街角」に似ているが、ワイルドなファズギターと走るが小気味いいドラムに悩ましげなボーカルが絡む驚異のガレージビート。単なる駄目一枚屋GSじゃなかったのだ。「お友達でいつまでも」はアウト・キャストの「友達になろう」と似て非なる歌詞世界とギターワークが面白い。
 最後のスパイダースはこれで名盤「甦るグループサウンズ栄光のザ・スパイダース」が全曲CD化。
 クラウンえらい!!リマスタリングで音質の向上した「ワンモアプリーズ」の冒頭のベース音のかっこよさにしびれろ。
V.A

アニタ・カー、ヤング101、ピコ

CD ウルトラ・ヴァイヴ CDSOL1045  まさにスウィートとしか言いようのない美しいハーモニーの世界。GSのカバーした曲と何曲か重なっているが、悔しいがそれらの出来に関しての軍配はこちらにあげよう。特に「タミー」は全くまるで全然違うので、ダウンビーツ盤しか知らない人はこれで本来どんな曲なのか知ってください。ハーモニーだけではない。計算され尽くしたダイナマイトグルーヴなバッキングもとにかくすばらしい。特に正確かつクールにもかかわらずブンブンうなりながら煽るベースがすばらしい。(江藤勲っぽいがはたして・・・。)ボーナストラックの三文オペラのオープニングタイトルは若さ丸出しでいい。
ダウンタウン

生きろ・ベンジャミン

CDS CBSソニー CSDL3228  ノスタルジックなワルツ。松本人志編。なんかボーカルが聞こえにくい。佐久間正英作品だが、正直言ってシングルカットするような、ましてやコンビがそれぞれ競作するような曲ではない。カップリングは松本作詞の軽快なロック「いとしのゴルゴ」。さりげなく大歩危をかます言語センスはさすが。後の一連のヒット曲に比べると大人しいが片鱗が。こっちを頭にすればよかったのでは。
ダウンタウン

生きろ・ベンジャミン

CDS CBSソニー CSDL3229  上と同曲の浜田雅功編。この曲に関してはこっちのほうが出来がいい。こう聞くとこの曲は演歌発想の曲だということがよくわかる。いずれにしてもこんな曲で話題作りしようとしたスタッフの意図がわからない。カップリングは島田紳助作詞作曲でお笑いなしのニューミュージック「えっ!さよなら」。なかなか甘い声でどちらかといえば歌手として成功する予感はこちらのほうがある。しかしいずれにしてもこの程度の曲では結果は妥当というか過大。小室哲哉や奥田民夫の偉大さがわかる。
ベイブルース

夫婦きどり

CDS フォーライフ FLDF1540  異端のムードコーラス。というか漫才グループなのですが。「大阪で生まれた女」路線のソウル/ブルース歌謡。徐々に徐々にコミックソングに軋んでゆくのがスリリング。カップリングはさらにソウル色の強い歌だが同じ様な流れ。水準は充分クリアしているが・・・。実はヒット曲。あとはトップゴージャス(米米クラブ)の「嫁津波」がほしい。
もんたよしのり/大橋純子

夏女ソニア

EP フィリップス 7PL117  近田春夫の「気分は歌謡曲」で触れられてた歌。対象本体の面白さを越えるツッコミをすることが出来る人がいるが、この曲などはまさにその例で、ここからあの文章に話を広げられる近田氏の筆力に目をむく。はっきりいって普通の歌です。
クワちゃん

大景気音頭

EP テイチク RE576  おおおおお、見事にヒップホップ歌謡だ。バブル景気直前の微笑ましい景気回復の願い。ちなみに、この時期は所謂円高不況だった。豪放ながらも軽い酩酊感があり、大阪の熱気が伝わってくるような気がする。割とバックもかっこいいような気がする。なかなか聞ける。
梢女女

緋桜番長

EP テイチク 4829  これは廃盤界では有名レコード。普通の演歌だが歌詞の内容は和田アキ子(の人生)を思わせる。ジャケ勝負で内容に関しては聞かないほうがいいです。天童よしみと奈美悦子の後輩だそうだがほんとに未成年なのか。えらいことです。
山本伸一

人間革命の歌

EP 東芝 PES7724  売るなよ。俺も買うなよ。(私学会員じゃありません。)
 富士合唱団(大石寺からとったのか)なる男女混声合唱団による軍歌調の行進曲。山本伸一ってシルヴィフォックスの山本進一と何か関係あるのだろうか。鬼気迫るものがあるなかなかの力作。聖教新聞の企画のようだ。

(追加・その後山本伸一とは小説「人間革命」の中の主人公名前だとわかりました。「人間革命実名仮名対応表」によると池田大作氏に該当し、たまに池田氏のペンネームとしても使用されることがあるらしい。となると本人が直接作るというのも考えられないので創価学会の企画部あたりの製作ではないかと推察される。)

13.10.21

ザ・ハイウェイズ

エレキギターフェスティバル

LP エルム BL024  ドラムがロックのリズムになっていないのが日本のマイナーエレキバンドの特徴だがこのバンドはまさにそれ。ハイウェイズはソノシートを中心にやたらに楽曲を残していたスタジオ系のバンド。このLPはそれらの音源を集めたと思われる、47年頃に出たエレキヒット集。有名曲がずらり。全体的にグルーヴには欠けるが適度に寂れたサウンドが愛好者にはたまらない。俺もそうだ。その中でブラスがリードを取る「二人の銀座」は「恋のゴーカート」みたいでなかなかかっこいい。
ジャングラーズ

どうして声がとどかない

EP フィリップス FS1101  後期CF。一橋大のバンドだがメッセージ的でも素朴でもなくどっちつかずな演奏。木下忠二作品。ってそれはこの時代には厳しい。結局「喜びも悲しみも幾歳月」の重圧が・・・。はっきりいって全然駄目。
郷ひろみ

ぼくのるすばん

EP CBSソニー 06SH336  これは伝説になっている歌ですね。並みの歌手なら媚びたり逃げ場を作りそうな歌だがしっかりとひろみ節になっているのが偉い。子供の応募作であるへなへなの詩に比べて穂口雄右によるサウンドはえらくかっこいい。三原綱木と思われるギターもワイルドに鳴り響く。B面もプラスチックと謳われたいつものひろみ節。「なったんだもーん」という赤面ものの歌いまわしも屁の河童。グッド。
グループ”麦”

大忠臣蔵

EP キング BS1409  「宮本武蔵」路線のアングラ。赤穂事件に当時のゲバゲバな社会情勢が重ねられて歌われる。というとむちゃくちゃ重苦しい歌のように感じられるが単なる馬鹿歌。ウエスタン上がりのグループっぽい。B面はえらい虚無。ただ深刻さは伝わってこない。それは狙ってんのだろうが。この点でもカレッジフォーク全盛時とは異なる時代背景が・・・。ジャケの泉岳寺が渋い。
ウッディ・ウー

花びらを集めておくれ

EP 東芝エクスプレス ETP2420  彼らも東芝から出してたのか・・・。こっちのほうが後だと思われるが、まったくメンバーに具体的な言及がないのはなぜだ。それはそうと内容のほうは水谷公生のギターが吼えるロッキンな楽曲で、リズム隊もなかなかグルーヴのある演奏をしている。今ひとつ盛り上がりやキャッチーさなどに欠けるが、それなり。B面はズーニーヴーみたいな歌。
森雄二とサザンクロス

起こさないでね

EP クラウン CWA199  B面が「それはキッスで始まった」だったから買った。・・・違う歌だったけど。A面は東京ロマンチカっぽいギターが導入部では活躍するが次第にサザンクロスらしい楽曲になる。可もなく不可もない曲。B面はブルーキャロットの「君」みたいに始まるが本編はボサノバを意識しているのは明らか。コーラスも本来のサザンクロスのサウンドとは少し違うがちょっぴりファンキー。でも彼らが歌えば全部彼らの色に染まるのだ。

13.10.19

某某人

中国ラップ

CD Pヴァイン PCD2849  可もなく不可もなし。やっぱりこの手のラップ/ヒップホップは俺には合わないだろうか。音がむちゃくちゃ安いのがいい。投売りしてたので買った。
ヴォリューム・オール☆スター

バンプ&グラインドとの遭遇

CD Pヴァイン PCD5367  御免、俺には理解できない世界だわ。とりあえず破綻はしてないと思う。もー全っ然わからん。初めてジャケ買いしてはずれの方が多いという体験をした。
ゾーズ・ダーン・アコーディオンズ!

スクィーズ・デイズ

CD Pヴァイン PCD4754  馬鹿ロック。エルビス・コステロやら伝統曲やらをアメリカンポップス風あり、スカあり、ロシア民謡調あり、フレンチあり、映画音楽調あり、チロリアンありほかぞろぞろとカバー。これだけ聞くと取り留めのないアルバムのように聞こえるが、貫く棒のような軽快なアコーディオンが圧巻。何も考えていないようなボーカル&お姉ちゃんコーラスも陽気で、底抜け。普通に聞いても実に調和の取れた完成度の高いアルバム。特にジミヘンの「ファイヤ」のカバーは度肝を抜かせる。編成もドラムとベースとアコーディオン8台と実に馬鹿だ。アメリカのバンドらしい。今回買ったPヴァイン盤三枚の中では群を抜いている。コバのようにまじめに聞かせることはうまけりゃ誰でもできる。こういう風に馬鹿馬鹿しく聞かせるというのは貴重だ。実にかっこいい。今日の中では一番のめっけもの。ママミルクより全然いい。
V.A

弁天アジア弁当

CD 弁天 BNTN055  別に普通。特にアピールするような曲もなし。そんな中イントロだけで「あっ、韓国のロック」とわかるノンストップベイビーが唯一面白かった。韓国のロックって独特の雰囲気がありますな。これからのロックは案外韓国かも。
深田恭子

キミノヒトミニコイシテル

CD ポニーキャニオン PCCA80006  前作のレビューでレディメイドサウンドかと書いたら今度はほんとに小西康陽作品。なんかもぐら叩きをしているような感覚を覚える曲。前作「スイミング」も本家がリミックスを手がけているが、流石、少し目先を変えたようなアプローチで感心。深田恭子は別に好きでもなんでもない。足がやたらにでかいということぐらいしか関心がない。にもかかわらず曲のレベルが高いのでついつい買ってしまう。あとは歌唱か。

13.10.13

V.A

懐かしの人形劇テーマ大全

CD 東芝 TOCT9355  流石に人形劇というと「サンダーバード」「プリンプリン物語」「西遊記」「三国志」「平家物語」ぐらいしか見てない。というわけで懐かしいからというよりハニーナイツの日本語版「サンダーバード」が入っているということで買った。
 番組放映当時に作られ(潰されたものもある)たテレビサントラ音源やレコードを集めたもの(1曲だけカバー)であるので全然音レベルがあってないが仕方ない。曲は可も無し不可も無しというところが続く。その中では「ワンチュースリー作戦」はブラスのかっこいいGS調。また既聴だが坂本九の「仁義礼智忠信孝悌」はいつ聞いてもすごい引っかかるところのある変な曲だ。さる本でこけにされまくっていた「すばらしい星地球」は実際聞くとそんな変でもない。
 それにしても最初の「チロリン村とくるみの木」は昭和31年、最後の「三国志」は昭和57年。これだけ長いスパンに渡って同ジャンルの曲を集めたのは異例。同時に黒柳徹子と村田英雄と坂本九と石川ひとみとBOWWOWが一枚のCDに仲良く並んでいるのも異例というか一種怖い。
津村謙

SP原盤再録による津村謙ヒットアルバム

CD キング KICX3109  このページ読んでる人で津村謙なんぞ知ってる人なんて極少数だと思われるが、本来私はこの辺の歌謡曲で育ってるんですね(昭和52年生まれだけど。)。
 この人は人気絶頂で死去された方なのでその後の懐メロ番組にもまったく出てこない。映画以外には動く映像なんかないのではないか。そういうことで今の人はまず知る機会はなかろう。この人は近江俊郎とか松平晃に通じる鼻にかかった戦前風のやさしく包み込むような歌唱と適度なバタ臭さ(おもにタンゴ臭さ)が魅力。
 このCDはセンチメンタルな急流歌謡「流れの旅路」、ほのかな思い出を歌い上げる「東京の椿姫」、劇的で完成された歌謡「待ちましょう」、そして彼の代名詞「上海帰りのリル」とその続編「リルを探してくれないか」、吉岡妙子とのデュエットで究極のラブソングのひとつ「あなたと共に」とわたしの好きな曲が満載。ラストの「愛するニーナに」はのちのGSに通じる絶叫歌謡。というか、なんで俺今まで持ってなかったんだろう。ベース音とか太鼓の音とかがはっきり聞き取れるようになっている。この辺をわかってくれる人がいたら嬉しいが・・・。
 同様の企画で小野巡と市丸、ビクター時代の渡辺はま子を出してほしい。テイチクさん、ビクターさん、お願いします。
美川憲一

ツインパック

2CD クラウン CRCN40706/07  演歌の人って新曲が出るとそれをフィーチャーしたベスト盤を出すが、これもそう。しかし、どうにも歌唱のあらが目立つ。曲自体も詰めが甘い。あと一歩で面白くなるのにという曲が多い。(これは今の演歌全体にいえることだが。)ジャンル自体が「実力の演歌」を標榜するのならこういう内容は会社側としてもやめてもらいたい。こう聞いてみると結局「柳ヶ瀬ブルース」が頂点の人だったということが分かる。特に「さそり座の女」なんて凡曲でそんなに言われるような曲でもないと思う。「スカーレット・ドリーマー」(榊原郁恵の「ロボット」にちょっと似てる。でも原詩と違う)が聞けなんだら買ってないわ。
 昭和5・60年代の演歌全盛を知っている人間には寂しい限り。演歌は日本の心でも土着の音楽でもないことを自覚すべし。
V.A.

ステージ101ベスト

2CD ウルトラ・ヴァイヴ CDSOL1043/44  実は一番アナーキーだったNHKの看板音楽番組「ヤング101」関連の音源集。樋口康夫仕事。
 一枚目は出演者たちによる外国曲のカバーと(番組外での)オリジナル曲。のちにこのときメンバーだった田中星児のソロでヒットする「ビューティフル・サンデー」の最初のカバー(歌詞違い)は貴重。そのほか「怪獣のバラード」などでこのグループ(番組)が小中学校の音楽教育にとんでもない大影響を及ぼしたことがわかる。教育的躍動的でもちょっと左翼幻想共同体的というこの番組の印象にそった動きだ。メンバーのソロは既聴多し。
 一枚目の白眉はよってたかってのシャンソンのカバー「オレンジ」で、まさにずるずる、音楽による集団リンチという表現がピッタリの鬼気迫る作品だ。何でシャンソンはこんな隠隠滅滅とした歌が多いのか。
 二枚目は番組のオリジナルソング集。解説のとおり「ソフトロックドライヴィン」の続編といって差し支えない粒揃い。こういうの大好き。ヤング101版の「虹と雪のバラード」のカバーは驚き。アニメファンにはチャープス、若子内悦郎(「やつらの足音のバラード」のちのはじめであり、「サンダーマスク」の若木ヒロシでもある。)の収録が嬉しい。
チェルシータイムス

パートリー・クラウディー、パートリー・サニー

CD K.O.G.A K.O.G.A139  セカンド・アルバム。殆ど身内みたいなもんなんで、評は避ける。久保君連絡下さい。一緒にご飯食おう。(別に新岡さん、岩重さんは誘っていないという意味ではありません。念のため。)定期購読してるが私の好きな音楽に無茶苦茶冷たいCDジャーナルでは一項目立てられてました。前よりはいいと思うけど。
V.A.

トルコの軍楽 オスマンの響き

CD セブンシーズ KICW1001  トルコの軍歌が聞きたくなったから買った。欧州系のブラスマーチ、クラシック流れと違うのが大きな魅力。しかし最も完成度が高いのは最も有名な「古い陸軍行進曲「ジェッディン・デデン」(祖先も祖父も)」である。アラブ流れの音楽でありながら欧州的要素が色濃いところがトルコ音楽の聴き所だ。
森あきよ

ドラネコのゴーゴー

EP エキスプレス EP1200  「日本初のアンサーソング」だと?「私がリルよ」とか「私がケメ子よ」とかはアンサーソングじゃないというのか。ほかにも「天国からのお迎え」とかいっぱいあるぞ。
 内容はゴーゴーのタイトルに偽りあり。猫ふんじゃったをベースにストリングスが活躍するポップス。ビートのビの字もない。冒頭の「黒猫をやっつけろ」という(よく聞き取れない)叫びは歌本編とまったく関係のない単なる東芝の製作陣の叫び。鈴木邦彦作品。ちなみに「アポロ11」になんとなく似ている。
 B面はその倒すべき曲のチェンバロをフィチャーしたカバーだがまるで滑舌がしっかりしてないわタイミングは外すわでえらいことに。破綻してる。何言ってんだ、森あきよ(ちなみに女の子だが写真からも声からも全くわからない。)。

(その後、「森あきよ」ご本人さまから「私は男性であり、録音当日は風邪により高熱が出ていた」旨のメールをいただきました。失礼な書き方をして申し訳ありませんでした。したがって↑の「ちなみに・・・」以下は撤回します。また、貴重な情報をいただきまして、ありがとうございます。)

ザ・ヴァイオレッツ

こちらディスクジョッキー

EP ハーヴェスト YA21  奇盤。突然変異。当時の社会現象の一つ深夜放送に絡めて田舎ネタから艶笑まで詰め込んだコントもの。ボーイズ芸を見ているようだ。完全に声優(声は知っているが名前が思い出せない)が主導権を握っており、ヴァイオレッツは添え物みたい。(一応大部分には絡んでいて演技も披露しているが・・・。)B面もコミックソング。何故に?

13.10.8

V.A

ゴジラ・ソング・ブック

CD バップ VPCD81381  子門真人「ゴジラとジェットジャガーでパンチパンチパンチ」を目当てに買ったが出来は悪くないものの別にたいした曲じゃなくてがっかり。
 それよりも伊福部昭作曲の「ゴジラ復活す」と石川進「ゆけ!ゆけ!ゴジラ」が白眉。特に後者はDJ可能なレアグルーヴの歌曲。R&Bなブラスがかっこいい。それ以外でも「ロックロックゴジラ」(作曲・加瀬邦彦/編曲・渡辺茂樹)のファンキーなギターにしびれた。あとは軍歌然とした「ゴジラマーチ」(何故か歌詞カードでは「ガイガン」となっているのに「怪獣」と歌われるなど相違点多し。)「やっつけろガイガン」も特撮ソングとして合格。「ゴジラのお嫁さん」(加瀬/渡辺作品)もアナーキーといえばアナーキーなハワイアンがちょっとはいった小品(絶妙なハイハットの音だが出来は良くない。)「とんでこいモスラ」(「モスラの歌」)の非ピーナッツバージョンや幻の特撮アイドル、ベルべラリーンの作品(2曲あるがどちらも味がある)なども収録。さらに別バージョン、カラオケも入っているがその中では子門節炸裂の「ゴジラのお嫁さん」が正規バージョンよりもっと壊れててよい。
 なかなか聴き応えがあった。オッケー。

13.10.7

大西ユカリと新世界 CD Pヴァイン HL011  俺、和田アキ子嫌い。この盤のあおり文句は「平成ゴッドねえちゃん云々」。なのでここまで購入を控えていた。しかし改めて収録曲を見るとどうも雰囲気が違う。その中のカバー曲は青山ミチ、佐々木早苗、朱里エイコの作品。この三人は全員とても好き。実際聞いてみるとやはりそうで、和田アキ子というよりも朱里エイコや泉アキに近い。
 ちなみに和田アキ子より楠トシエの方が全然凄いと思う。
 話を元に戻すと彼女の歌唱力は文句ない。ただ、折り目正しすぎるのが惜しい。
 それにしても特筆すべきはそのバッキング音で、昭和45年ごろの音にちゃんとなっており、ネオGS全盛期とは研究の度合いが天と地という感じ。素晴らしい。
 「キイハントー」(ハンターに非ず)なんてぶちかまし曲もある。
 ところで「恋のゴーカート」はいきなり音が小さくなるのは演出だろうが、意図不明。古さを出すというのなら「(新)ミッチー音頭」にも使うべき演出だ。
 あと一歩。しかし、かなりいい線には行っている。次作には今回あまりなかったクスリの臭いを期待。

(追加・その後ボーナストラックを追加して再発されました。ガーン。)

前の月 次の月 最新(戻る)

inserted by FC2 system