これ買いました平成22年6月

22.6.30 積極的な意味で何もない。

葉子とクリケット

港灯り

EP テイチク SN1349

聴取中。ダイヤモンド・ファニーと並ぶガールズ・ムードコーラス・グループのデビュー曲。

ボギーペース

おんな涙唄

EP ソニー SOLB264

聴取中。アイドル・フォーの後也。

藤本房子

うちのお父さん

EP クラウン CW1640

聴取中。南こうせつ作。B面にはこの人ならではの狂気がある。

藤本房子

私言います親孝行

EP クラウン CW1668

聴取中。B面CD化済。

川西杏

イムジン河

EP AN AN1001

聴取中。強烈な言動で一部で有名な歌手の有名盤。

22.6.28 あとちょっと。

V.A.

ビート歌謡8ガールズ

6CD コロムビア GES31965〜31970

万里れい子が目玉のコロムビアの昭和40年代に活躍した女性歌手8人のベスト盤・ボックス。何でこの8人をひとまとめにしたのかがよくわからない。エミージャクソンと内藤やすこを同じ土俵で語ることからして全く意味不明だし金井克子がCDの半分なのに万里れい子が丸々1枚宛がわれているのもわけがわからない。ある人曰、万里れい子のベスト盤を別のところから出す予定だったのが流れたため、多少販売が期待できる形にしてリリースしようとして考え出されたのがこの形だったのではとする。8人のうち6人までは過去にベスト盤が編まれており、結局お目当ては金井と万里ということになるが、とりわけ万里には未発表曲が含まれており、多少阿漕な気もするが、実に意義がある。万里の楽曲は地味なものが多く、これでは確かにヒットが望めそうにない。東芝からデビューしていたらものになったかもしれないが、この後彼女はトップギャランへいって一応の成功を収めるのである。内藤、しばたはまとまって聞くのは個人的にはこれがはじめて。「シンガーレディー」は確かにすごいが「瞳の世界」のカバーが入っていないのがおしいところ。凡たり。

中野忠晴とコロムビア・ナカノ・リズム・ボーイズ

中野忠晴とコロムビア・ナカノ・リズム・ボーイズ

2CD コロムビア COCP36178→79

昭和初期にジャズのカバーやこれを導入した楽曲を発表してモダン昭和の先鞭をつけた中野忠晴と彼が組織した本格的ジャズコーラスグループ、コロムビア・ナカノ・リズム・ボーイほかの代表曲を集めたベスト盤。極めて歌謡曲色が強い曲について脱落していてある一面が拡大されているきらいがあるのと、今回本来なら目玉となるはずのリズムボーイズの楽曲が軒並みCD化されてしまっているのが、やや精彩に欠けるが、壮挙と言ってよい企画。今まで服部良一の伴奏者としてしか殆ど評価されていなかったから素直に嬉しい。今後はこの戦前期のジャズシンガー中野と戦後の流行歌作家中野の連続若しくは断絶性が論点として浮上してくるだろう。個人的には高倉敏について研究が深まって行ってほしいが、これは高望みか。粗さというものをどう見るかでここに納められた楽曲の評価は大きく変わってくるだろう。

永田絃次郎

甦る幻の名テナー永田絃次郎(金永吉)生誕100周年記念

CD キング NKCD6508

当時の朝鮮出身で、歌手として成功した後帰国事業で北へ渡った大歌手のベスト。小畑実はこの人に憧れて歌手を目指したのは有名。出自はクラシックだが、カンツォーネ、フォーク、唱歌、民謡、戦時歌謡と彼の残した楽曲の代表的なものが網羅されていて、さらに歴史的に重要な音源2曲が配されている。このため、流行歌手としての側面が追えないが、二兎を追っても仕方ないからこれはこれで納得できるものだろう。藤原義江よりも繊細なタッチで歌われ、細かい情趣がよく表現されている。ライナーに音楽のことより人・政治という姿勢が感じられるのが残念だが、いろいろと面倒くさい事情もあることだろうからこの選曲で忘れ去られた歌手がCDで甦ったことを素直に喜びたい。

フォークメイツオーケストラ、ライムライツ

カレッジ・フォークベスト14ミドリーヌ

LP キング SKK569

聴取中。なんだかよくわからないカレッジ・フォークのアルバム。

ジュンとシュク

月にぬれた花

EP ソニー SOLA50

聴取中。元パールシスターズの日本における二枚目だったはず。

22.6.20 死ぬほど忙しい。

パール・シスターズ

シン・ジュンヒュン作品集

CD シン・ジュンヒュン SJHMVD0004

韓国を代表するガールグループ「パール・シスターズ」の歌唱から申重鉱の作品をセレクトしたもの。ハングルが読めないので推測になるが、特に編集されたものではなく、この形でオリジナルリリースされたものだと思われる。70年前後か。歌謡からウエスタンにかけての影響がみられるが、基本的にはビート乃至ガレージがその根底にあり、申のデビュー曲・「コッピハンジャン」のカバーで特に顕著だがサイケデリックが発芽しているという状態。録音のせいで異常な虚無感に満ちている。日本のバンドで日本で収録したらこんな荒涼としたものにならなかっただろう。こういうものはお国柄だが、60年代のものは四、五年の幅はあるが全世界的に共通したひりひりした感覚も感じられる。このアルバムはイタリアのガレージバンドの雰囲気にそっくりだし、フローラルを思わせる楽曲が殿に控えている。いずれにしても例えばザ・ピーナッツを念頭にして聞くとその荒々しさに打ちのめされるだろう。そして、夜中に聴くと涙が知らず溢れてくるのである。傑作

パール・シスターズ

パール・シスターズ

CD ジグ JCDS0186

ベスト盤。韓国のロック/ビートデュオ。あとで日本に渡ってジュンとシュクという名前で何枚かレコードを出している。ジリオラ・チンクオッティの「雨」のカバーから始まるが、音はさびしげだがいい意味で韓国らしくない音。その後も上のアルバムと同じグループかと疑うような洗練された楽曲が続く。日本でいえば少しポップスの要素が入った歌謡という感じだろうが、例えばクラウン時代のキューピッツやそれこそカンツォーネ時代のピーナッツと混ぜてしまえば日韓以外の国の人にとっては全く区別がつかないだろう。韓国語で聞くゾンビーズの「アイ・ラブ・ユー」も乙なもの。70年代前半の韓国ポップスの到達点がここにあると言って過言ではない。もし日本上陸がもう3年早ければ韓国歌謡のイメージもずいぶん違うものとして受け入れられていただろう。

岡田みのるとヤングトーンズ

雨の長崎

EP ビクター SV761

聴取中。

渚一郎とルナ・ジェーナ

銀座の恋をサッポロに

EP RCA JRT1008

本体入手。若手ムードコーラスグループという立場でしかありえないみずみずしい感覚にあふれたポップス系ムードコーラスの名曲。

扇雀姉妹

夜の浅草

EP ローヤル RQ645

聴取中。

三沢あけみ

ゾッコン作戦

EP ビクター SV721

聴取中。三沢あけみの最高傑作。A面CD化済。

アミューズメント・スクエア

ディスコ月光仮面

EP コロムビア CK536

聴取中。

 

22.6.17 日々悩む。

ザ・スペイスメン

ハワイアン・サーフ・ギター

LP 東芝 TP7062

本体入手。ハワイアンのエレキ化に数曲エレキの名曲を挟んだ意味不明なコンセプトアルバムだが、名盤。「ライド・ザ・ワイルド・サーフ」のみCD化されているが、「南国の夜」や「タフワフワイ」などのほうがワイルド。最近の若いエレキバンドはハワイアンやんないけど大きな損失だと思う。

22.6.13 くじけ気味。

斉藤不二男とマスタッチ5

さすらい未練町

EP コロムビア SAS1541

聴取中。「幻の名盤」。A面CD化済。このサウンドのバンドがライヴでは超本格的ラテンバンドだったのだからわけがわからない。

22.6.9 ストップ。

渡辺はま子

ゴールデン・ベスト

2CD ビクター VICL63451〜2

戦前のオリジナル音源を徹底的に軽視してきたビクターから出た、コロムビア時代も含めすべてオリジナル音源で固めた画期的ベスト。オムニバスではオリジナル音源を出す癖にステレオでの再録音音源のある歌手についてはそのステレオ音源でベストを編むことが正しいと思っているというのは誤った観念に基づく消費者軽視と言わざるを得ない。さて、この人はビクターとコロムビアを行ったり来たりしたが、ポイントとなる曲はビクター、代表曲はコロムビアと別れていたので、その全キャリアを過不足なく見渡すにはこのような形しかありえなかっただろう。一方でコロムビアの音源については既に何回もCD化されているから、今回はオミットされていてもあまり問題はなかったような気もする。いずれにしても名曲「あゝモンテンルパの夜は更けて」が手軽に手に入るようになったのだから有難いことだ。「ねえ小唄」問題を巻き起こした「忘れちゃいやヨ」は何で問題になったのかよくわからないような凡庸な歌。むしろ売るために仕組まれたことだったのではないかと邪推。ついでにオリジナル音源で市丸と小畑実のベストを出して欲しいと書いていたら後半は実現した。

22.6.6 何もない。

ザ・キャラクターズ

ラブ・サウンズ

EP キング BS(L)1555

聴取中。A面CD化済。歌謡ポップスの最高峰。

ザ・エコーズ

君だけを

EP クラウン CW120

聴取中。或いはワンダースとなんらかの関係あるか。西郷輝彦のカバー。

美川憲一

お待ちしています

EP クラウン CW1610

聴取中。「幻の名盤」でサザンクロスの歌うB面はCD化済。

アンクルリッキー&ファミリー

家族会議

EP キャニオン A236

聴取中。有名盤。

いずみ・たくシンガーズ

若い心が集まって

EP テイチク B23

聴取中。

22.6.4 回復。

和田弘とマヒナ・スターズ

仮面の人

EP ビクター SV254

聴取中。B面藤本二三代「車でデイト」。

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